女性用靴下やインナーウェアの企画、卸売・小売事業を展開するチュチュアンナは、ウイングアーク1stのデータ分析基盤「Dr.Sum」とBIダッシュボード「MotionBoard」を導入した。
チュチュアンナの小売事業では、頻繁な新商品の追加に加えて、店舗ごとに商品ラインアップを最適化する必要があり、各店舗での適正な在庫管理が求められていた。しかし、従来のデータ活用基盤では、新たなデータ分析のニーズに対応するための作業が煩雑で、集計や分析に多くの時間を要していたとのこと。そのため、同社は効率的なMD実現を目指し、ウイングアーク1stのDr.SumとMotionBoardを導入した。
導入効果
チュチュアンナは、2023年8月の新基幹システム稼働に合わせて、Dr.Sumの分析基盤を直営約250店舗で導入した。これにより、3年分の売上データや約30万SKUの在庫データが一元化され、商品やエリアごとの売上実績を前年・前週比で可視化できるようになった。従来は2分かかっていた定型分析データ取得が、2~3秒に短縮され、最大60倍のスピードアップを実現している。
商品部では「Dr.Sum Datalizer」を活用し、商品を素材や丈などの要素で細かく分析。データに基づく仕入れや在庫管理が行えるようになった。また、店舗前の設置カメラを利用して入店率を把握し、POSデータと照らし合わせることで、マーケティング施策の効果を検証する取り組みも推進しているとのこと。
加えて、同社は2024年9月にMotionBoardを導入し、各店舗の店長がダッシュボードから自店舗状況を一目で確認できるようになった。