アイリスオーヤマは、佐賀県鳥栖市の鳥栖工場で、パックごはんと炭酸水の本格生産を開始する。同工場は西日本における食品の生産・物流拠点、ASEAN含むアジア圏への輸出拠点としても活用されるという。
同社は、東日本大震災の被災地支援と農業復興を目的に2013年に精米事業、2015年にはパックごはん事業に参入し、2017年からは宮城県角田市の角田工場で自社生産を開始。2021年には飲料水事業にも進出し、2023年には静岡県裾野市の富士裾野工場で生産を開始するなど、食品の生産・供給体制を強化している。
今回、鳥栖工場での食品生産開始により、パックごはんは角田工場と合わせて計6ライン体制、日産約120万食の生産能力となる。今後、鳥栖工場での2ライン目の稼働により、日産約140万食を見込むという。炭酸水は、国内3工場で計4ライン体制となり、1時間当たりの生産能力は約9万4,000本となり、今後さらなる増設を計画しているとのこと。
また、鳥栖工場では、炭酸水の新ブランド「CRYSTAL SPARK(クリスタルスパーク)」の生産も決定。同製品の発売を機に、炭酸水ブランドの確立を目指すとしている。