アドビは、「Adobe Express」の新たなエンタープライズ向け機能を発表した。これにより、企業はコミュニケーション、営業、そのほかのビジネスユーザーに、ブランドに合ったコンテンツ制作を拡張できる。「Adobe Express for Enterprise」は、「Adobe Firefly Image 3 Foundation」モデルを搭載。フォトリアリスティックな出力、プロンプト入力からの素早い生成、商用利用に安心な設計を提供する。
新たなアップデートには、ブランド管理機能、コンテンツを一括作成・生成する機能、「Adobe Firefly カスタムモデル」が含まれる。マーケターは、今後のキャンペーンのためにコンテンツを再利用および適応させ、異なる地域向けにキャンペーンアセットをローカライズできる。営業チームは、クライアントや見込み客向けに資料を作成、カスタマイズ可能。社内外のコミュニケーションチームは、関係者向けのコンテンツを迅速かつ容易にデザインできる。
Adobe Expressは、「Adobe Acrobat」「Adobe Creative Cloud」「AEM Assets」および今後リリースが予定されているエンドツーエンドのコンテンツライフサイクルアプリ「Adobe GenStudio」とシームレスに統合されている。
また、「Adobe GenStudio」によって、マーケターは既存のブランド承認済みコンテンツを再利用し、デジタルチャネル向けにバリエーションを生成できる。アドビおよびサードパーティアプリケーションでコンテンツをアクティベートし、コンテンツのパフォーマンスの測定が可能。Adobe GenStudioに統合されたAdobe Express for Enterpriseは、承認済みアセットのリミックスや、専門的なクリエイティブスキルを必要とせず、コンテンツを直接編集できる機能をサポートする。