ファナティックとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)は、共同で自社ECに掲載中のショート動画を広告に自動連携する仕組みを実現したと発表。第1弾として、Meta広告において、動画コンテンツを活用した商品レコメンド配信サービスの提供を開始する。
ファナティックが提供する、ウェブサイトや通販サイト上にリンク付きの縦型ショート動画を投稿できるサービスツール「ザッピング」と、DACのコマースDX横断対応組織「CROSS COMMERCE Studio」が提供する「seil Powered by sherpa(以下、seil)」がこのたび連携。「ザッピング」経由で自社ECに掲載中のショート動画を、ダイナミック広告へ自動連携できるようになった。これにより、さらに効果的な広告活用や企業の売上促進が見込めるとしている。
同連携により提供されるサービスの特徴は、次のとおり。
「ザッピング」×「seil」の強みを活かした広告パフォーマンス
データフィードマネジメントシステム「seil」は、ECサイトや外部ツールとのデータ連携により、Metaのダイナミック広告「PLV」に特化したデータフィード(商品カタログ)を自動生成する。「PLV」において、「ザッピング」での商品紹介やコーディネート、ショップニュースなどの接客ショート動画を自動配信することで、ブランドや商品の理解をより自然に促進でき、パフォーマンス向上が期待できる。
工数削減による効率化
「ザッピング」と「seil」の連携により、Metaの広告配信プラットフォームへの動画素材の連携が全自動化されるほか、広告配信中に掲出されるクリエイティブの自動最適化も可能となる。これにより、初回入稿時の手動連携および広告配信中の手動でのクリエイティブ差し替えが不要となり、大幅な工数削減に期待できるという。
さらに両社は、今後Meta以外にもCriteoやGoogleなどで動画を活用したレコメンド配信が可能となった場合の展開や、LINEメッセージ配信連携によるCRM施策への拡張など、強みや保有する仕組みを活かした、効果的かつ効率的なショート動画マーケティングサービスの提供を推進するとしている。