デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(以下、DAC)のコマースDX横断対応組織「CROSS COMMERCE Studio」は、Metaの「Product Level Video(以下、PLV)」に対応した新機能「seil Feed Format for MetaPLV」の提供を開始した。これにより、eコマースにおける商品理解・購入意欲の向上など売上促進に寄与する“動画コンテンツによるダイナミック広告”の支援を強化する。
なお、同サービスは、博報堂DYグループのEC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」の取り組みの一環となっている。
PLVはMeta広告(Facebook/Instagram)の商品カタログで動画の広告クリエイティブが利用可能となる、Metaの新たな広告配信メニュー。幅広いユーザーの購入意欲向上と広告パフォーマンスの改善が期待される。
DACの「CROSS COMMERCE Studio」では、ダイナミック広告やショッピングに必要なデータフィード(商品リスト)を自動生成するデータフィードマネジメントツール「seil(ザイル)Powered by Sherpa(以下、seil)」(ダイナミック広告や各プラットフォームのショッピング機能。自社の商品を訴求するために必要となるデータフィードを自動生成するデータフィードマネジメントシステム)を提供。これまでダイナミック広告の運用効率化や効果改善のためのサービスの質向上に取り組んできた。2023年8月のPLVベータ版開始時からDACはいち早くMetaと連携し、同メニューのより効果的な活用や企業の売上促進に寄与する新機能「seil Feed Format for MetaPLV」を開発、提供することとなった。
「seil Feed Format for MetaPLV」の主な特徴
ECサイトや外部ツールとのデータ連携により、PLVに特化したデータフィードを自動生成
「seil」では、PLVを配信するためのデータフィードを自動生成。自社ECサイトの商品詳細ページに商品画像とあわせて紹介動画が掲載されている場合、クローリング機能で一括してデータ取得が可能であるほか、昨今ニーズが高まるLIVE動画配信やスタッフコンテンツ配信をおこなうための3rdPartyツールから、API連携によって動画コンテンツを取得することも可能となっている。
マスターデータは各所から取得したデータをもとに生成し、PLVのフォーマットへと自動変換。データ取得やフォーマット変換は1日1回、自動的におこなうため、商品数が多い場合や在庫や価格の更新頻度が高い場合でも、最小限のタイムラグで広告配信に反映できる。
機械学習の精度向上・ユーザーの購入意欲向上に寄与するコンサルティングサービスを提供
「CROSS COMMERCE Studio」では、高度な広告配信に欠かせないテクニカルサポートやオペレーションサポートを用いたコンサルティングサービスを提供。媒体タグの実装では、Metaが提供するCookieレス対策機能「ConversionAPI」を適用したタグの実装をトータルでサポートする。
データフィードの生成では、seilの提供だけでなく、自社のコンテンツリソースや商品の特徴を最大限に活用したクリエイティブ設計および商品販売の戦略や実績に応じた商品カテゴリー設計をおこなうことで、より購入に寄与する広告配信を支援する。