セイコーソリューションズはソルクシーズと協業し、個別クレジット事業者向け個人信用情報機関接続サービスの提供を開始。これにより、個別クレジットへの新規参入や既存システムの軽量化・柔軟性の向上などを検討している事業者に対して、確実かつスピーディな審査業務を実現し、より利便性の高いサービスの提供が可能となる。
近年、クレジットカードを使わない決済サービスが次々と立ち上がり、BNPLなどの後払い決済や個別クレジット形態による分割払いのニーズが拡大している。ベンチャー企業によるFinTechを活用したスマートフォン新決済サービスも、個別クレジットを活用したものが数多く立ち上げられており、決済手段の多様化はこれからますます進んでいくものと考えられている。
一方で、クレジットカードを扱う事業者に対し、改正割賦販売法準拠や不正利用対策のためのセキュリティ強化などへの対応が求められており、大きなコスト負担が避けらないことが背景にある。
これらを踏まえ、セイコーソリューションズは同社の「個人信用情報機関接続サービス『SEIKO TRUST 個信サービス』」とソルクシーズの「個別クレジット基幹システムクラウドサービス『杯王 on Cloud』」を組み合わせたサービスを開始。個別クレジットにおける審査業務を確実、スピーディに実現し、個別クレジットへの新規参入や既存システムの軽量化・柔軟性の向上を検討する事業者の利便性向上を目指すとしている。
なお、セイコーソリューションズは、信頼できる時刻インフラを基にしたタイムスタンプ・電子署名・eシール・eデリバリー向けトラストサービス「SEIKO TRUST」を通じて、金融業務電子化、電子契約、電子帳簿保存法対応、インボイス対応などデジタル技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、経済発展と社会的課題の解決を目指していくとのこと。