eギフトプラットフォーム事業展開するギフティは、デジタルギフトを活用した法人向けサービス「giftee for Business」の新たなソリューションとして、デジタルギフトを活用してリファラルキャンペーンを実現するSaaS「Referral(リファラル)」(友達紹介システム)の本格提供を開始した。
なお、「giftee for Business」では、2023年8月よりデジタルギフトの効果的な配布を実現するキャンペーンオプションの名称を従前の「ギフト配布システム」から「giftee Plus Solutions(ギフティ プラス ソリューションズ)」へ変更しており、「Referral」は「giftee Plus Solutions」のメニューの一つとして提供する。
友達紹介や口コミをはじめとするリファラルキャンペーンは、一般的に紹介の信頼性に基づく成約率が高いこと、ひとりから複数人に波及させることが可能なため、高い費用対効果が期待できることから、昨今関心の高まりを見せているマーケティング手法といわれている。
「giftee for Business」では、リファラルキャンペーンのシステム内製化はハードルが高いことや、インセンティブとしてデジタルギフトの採用が増加しているといった背景から、リファラルキャンペーンを手軽に実施するシステムからギフトの付与まで、一気通貫で提供するソリューションとして、昨年より「Referral」の開発に着手。これまで試験的に提供してきた。今回、正式に機能・プランを確定し、「giftee Plus Solutions」のメニューの一つとして、「Referral」を本格提供する運びとなった。
これにより、キャンペーン実施企業は、自社開発の場合と比較して、開発工数やコスト、スケジュールを抑えてリファラルキャンペーンを実施することが可能に。サブスクリプションサービス、ソーシャルゲームなどさまざまなウェブサービスをはじめ、幅広い業界・サービスのキャンペーンで活用できる。
今回本格提供を開始した「Referral」は、SaaS型のリファラルキャンペーンシステム。キャンペーン実施企業は、「giftee for Business」管理ページ上から、インセンティブのデジタルギフトの発注とあわせて申し込むことで同システムを導入可能。同システムは、キャンペーン管理者ページ、ユーザー向けキャンペーンページ(紹介者用ページ/被紹介者用ページ)、紹介成立(被紹介者の紹介コード入力)の検知、リアルタイムのユーザーインセンティブ発行まで、リファラルキャンペーン実施に必要な一連の機能をパッケージ化して提供する。
「Referral」導入企業は、自社サイト・アプリ内に紹介者用ページへの導線を設置。また、被紹介者用ページへの導線は、被紹介者が、紹介成立に必要な会員登録やプラン申し込み完了など、あらかじめ設定した条件を達成したタイミングで、自社サイト・アプリ内に表示されるよう設定することで、リファラルキャンペーンのセットアップが完了する。
なお、紹介成立時に紹介者、被紹介者それぞれに付与するインセンティブは、「giftee for Business」が提供するデジタルギフトなどから選択できる。また、紹介者と被紹介者で異なるインセンティブを設定することや、被紹介者が複数あるプランから申し込んだプランによって紹介者に異なるグレードのインセンティブを付与する設定なども可能だという。
「Referral」を活用したキャンペーンにおいて、紹介者は、サービスのキャンペーンページ(紹介者用ページ)で発行されるユニークの紹介コードを、メール、SNSなどを介して友人などにシェアすることで参加が完了。紹介コードを受け取った被紹介者は、会員登録やプラン申し込みなど所定の条件を達成すると、キャンペーンページ(紹介者用ページ)に遷移でき、受領した紹介コードを入力することで、即時で紹介者、被紹介者双方にインセンティブのギフトが付与される。受け取ったギフトは紹介者用ページ、被紹介者用ページ上で各々確認することが可能。なお、紹介者はキャンペーン参加時にLINEアカウントと連携すれば、ギフト付与の通知を受け取れる。