エミレーツ航空は、機内食の事前注文サービスを開始したと発表。これにより、搭乗客は出発の14日前から24時間前まで、温かいメインディッシュをあらかじめ選択でき、搭乗客が好みのメニューを確実に選べるようにするだけでなく、フードロスの削減にもつながるとしている。
同サービスは、エミレーツ航空の顧客体験と時間効率を向上させ、機内での食事に関する洞察をさらに深めるための取り組みとしている。既存のAIを活用した顧客嗜好追跡データと客室乗務員レポートの一式に追加となるかたちで導入され、飛行中の「空のレストラン」で搭乗客にプレミアムな食事体験を提供できるよう、メニュー計画の改善や食材の積み込み作業の最適化に活用する予定。
搭乗客は出発の14日前より、EmiratesのウェブサイトまたはEmiratesアプリから機内食メニューを確認のうえ、地域からインスピレーションを得た、地元食材を活かした料理のセレクションのなかから選択可能。また、特別な要望に配慮した食事を事前注文することも可能だという。
機内では、客室乗務員が端末の専用アプリから料理のセレクションを確認し、選択された温かい料理を用意する。
同サービスは、ドバイとロンドンの3空港(ヒースロー、ガトウィック、スタンステッド)間のすべてのフライトのビジネスクラスにて開始。近々、対象便や対象クラスを拡大していくとともに、導入時における利用者からの意見・感想を分析していくとのこと。