販促・CRM機能一体型のSaaS型ECカートシステム「メルカート」を提供しているエートゥジェイは、2022年3月に発足した『つながる』プロジェクトの一環として、「メルカート」の基盤システムを全面刷新。新プラットフォームとして提供を開始した。同システム刷新により、これまで以上にスピーディな機能進化が可能となる。
今回のシステム全面刷新では、大きく4つの観点で進化を図っている。システム刷新の概要は、次のとおり。
アーキテクチャの全面刷新
セキュリティの3大要素である機密性、完全性、可用性をこれまで以上に高め、安心・安全なECサイト運営ができるシステムアーキテクチャに刷新。高い拡張性を実現し、より安定したプラットフォームの提供が可能となった。
最適なマルチテナントモデル
従来保有してきた機能性とセキュリティレベルを損なうことなく、メルカートのアプリケーション基盤に最適なマルチテナントモデルを採用。システム基盤とユーザー可変領域を最適に分離し、高い汎用性が維持されたプラットフォーム提供を実現する。
CI/CDの強化
SaaS型かつアジャイル開発モデルでは、システム開発と並行した継続的なデリバリーが重要となる。刷新にともないCI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery)パイプランを強化し、よりスピーディなシステムアップデートを可能とする。ユーザーニーズに基づく機能進化のスピードを飛躍的に向上させる。
機能強化
システム刷新にともない、定期機能をはじめとし従来の機能をブラッシュアップ。サイト運営の効率化、販促施策の強化などに取り組む。
今回のシステム全面刷新をきっかけに、今後はブランドと消費者とのつながりが強化できる販促機能・CRM機能の強化を図る。また、マーケティング・接客ツールなどの販促サービスをはじめ、WMSや基幹システムなど運営基盤となるサービス・システムとの連携の幅を広げるため、データ連携APIの拡充を推進するとのこと。