イオンネクスト株式会社は、2023年7月10日より新オンラインマーケット事業「Green Beans(グリーンビーンズ)」の本格稼働を開始した。モバイルアプリの提供開始は、7月中を予定している。
Green Beansでは、オンラインマーケットの強みと独自AIを活かし、豊富な品揃えを実現。生鮮品に加え、ミールキットや冷凍食品、大容量パック、日本各地の名産品や輸入食材、ベビー用品、医薬品、ペット用品など、熟練バイヤーがこだわりを持って選定した商品を取り扱っている。在庫数はAI活用で徹底管理。買いたいものが買えないというシチュエーションを最小限に抑え、ワンストップで快適な買い物の実現を目指す。
また、Green BeansのECサイトには顧客の購入履歴に基づいて約5万品目の中からAIがおすすめ商品をワンクリックでかごに入れる「スマートカート」を搭載。同機能は、使えば使うほど顧客に合った商品を容易に選べる仕様となっており、その他にも定期購入設定した商品を必要な頻度(週1回~2ヵ月に1回)に合わせて自動でカートインする「定期購入」機能、買い物の最後に商品をレコメンドし、買い忘れを防止する「チェックアウトウォーク」機能、「お気に入り」「買い物リスト」などといった機能などを取り揃えている。
物流面においても、顧客による注文から商品が手元に届くまですべて同一プラットフォームで稼働するエンドツーエンドのシステムで全体最適化を実施。注文が入ると、最大約1,000台の秒速4mで移動し、6分間で50個の商品をピッキング。商品がつぶれたり傷んだりしないよう重いものや固いものを先にピッキングするだけでなく、ピックアップの順番も常温、冷蔵、冷凍で行うようプログラムされている。
この他にも、配送効率向上と人気時間帯の配送枠最大化のため、ルート計算にAIを搭載。質の高いサービスを具現化すべく、イオンネクスト子会社のイオンネクストデリバリー株式会社が直接雇用するグリーンビーンズ専任のドライバーがラストワンマイルの配送を担うとしている。
Green Beansは、既に東京都新宿区、渋谷区、千代田区、中央区、大田区に加え、千葉県千葉市、船橋市、習志野市でサービス提供を開始。2023年夏には、東京都港区、目黒区、世田谷区、江東区、品川区、江戸川区、千葉県市川市、浦安市、四街道市、八千代市、神奈川県川崎市へ、今後1年を目処に東京23区全域へのエリア拡大を予定しているとのこと。