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2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

電通、インコム・ジャパンと協業し小売での販促DXを支援する「買ったよフラグ」を開発

 電通は、インコム・ジャパンと協業し、メーカー企業が小売各社で販促キャンペーンを実施する際に、店頭のPOSレジと連動することによって、容易かつ正確に購買証明が取得できるスキーム「買ったよフラグ」を開発した。対象の小売はコスモス薬品、サンドラッグ、スギ薬局・ジャパン、ダイコクドラッグで、以降ドラッグストア以外の小売各社にも順次拡大していく見込みだという。

 現在、販促キャンペーンにおいては、はがきに応募用シールを貼り付けて応募する方法や、対象商品に貼付されたシリアルナンバー、対象商品を購入した際のレシートなどを購買証明に活用する応募方法が一般的である。しかし、応募する生活者にとって、シールの貼り付けやデータの入力、レシートの撮影などに手間がかかるため参加モチベーションの効果や、キャンペーンを実施する企業にとっても、印刷・制作費のコスト問題や、不正利用への対策など、さまざまな課題がある。

 同社が開発した「買ったよフラグ」は、インコムのMarketingOneの仕組みを取り入れることで、キャンペーン情報に触れた生活者が、スマートフォンで容易な参加登録/ログインをするだけで専用バーコードが表示される。専用バーコードを受け取った生活者が対象商品を購入する際に、レジでそのバーコードを提示・読み取ってもらうことで購買証明となり、インセンティブ(値引きやポイント付与など)を受け取ることも可能となる。企業・メーカー側は購買証明に関わるコストが削減できるうえ、利用されるごとにバーコードの消し込みが行われるため、不正応募の心配もないという。

「買ったよフラグ」を活用した販促キャンペーンのフロー
「買ったよフラグ」を活用した販促キャンペーンのフロー

 対象小売を横断しての共通バーコードの発行も可能なため、参加者は事前に購入場所を決める必要がない。決済方法の条件もなく現金での支払いにも対応可能。また、即時値引き、ポイント付与による景品贈呈、無料サンプリングなど、あらゆるタイプのキャンペーンに対応できる。さらに、参加者のデータを蓄積・分析することも可能なため、キャンペーンのPDCAを効果的に実施することができる。

 なお、同スキームは、国内電通グループ各社(電通デジタル、電通プロモーションプラス、電通リテールマーケティング)との協業によって開発・実施している。

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