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ECzineニュース

博報堂キースリー、DataGatewayとweb3時代の企業向けウォレットサービス「wappa」開始

 博報堂キースリーは、DataGateway Pte. Ltd.と共同で、web3時代の企業向けウォレットサービス「wappa」の提供を開始した。企業が自社アプリ内でウォレットを実装したい場合や、NFTを活用したプロモーションを実施したい場合など、用途に合わせてウォレットを容易に導入できるサービスを提供する。

 同社は、web3を日常生活に普及させるために、生活者が試したくなるような顧客体験の創造を目指し、事業推進を行っている。世界的に個人のデータ保護に関する法整備が進み、企業においてもデータプライバシーに関連する法律への対応や、データ取得・管理のオペレーションコストが年々増加してきているのが現状だ。こうしたデータの民主化の促進、データの主導権が企業から生活者自身へと移り変わっていく状況下で、博報堂キースリーはDataGatewayと協業。企業が個人情報を蓄積せずとも、顧客にアプローチできるサービス「wappa」の開発に取り組んだ。

「wappa」とは

 「wappa」は、さまざまな個人に関連するデータやNFT、各種証明書などをユーザー自身の権利のもとに容易に持ち運べるデータウォレット。

 「wappa」の名前の由来は、日本古来の弁当箱「曲げわっぱ」からきている。いろいろな食材を持ち運ぶことができる弁当箱のように、「wappa」もさまざまなデータを持ち運び、それによって生まれる新しい体験を楽しんでほしいという願いを込めて名付けられた。

「wappa」APIの主な機能

 ユーザーのみが自身の情報を閲覧・管理できるという思想のもと、分散型IDの発行と活用のためのさまざまな機能を提供予定となっている。

  • ユーザー端末および分散型ストレージへのユーザー情報の保管/管理
  • ブロックチェーンを基盤としたポイント発行管理
  • QR/Bluetoothでのユーザー情報共有権限認証
  • 複数ブロックチェーンをまたいだNFT受取/閲覧/譲渡
  • 他社顧客IDとの連携/相互運用
  • 異なるブロックチェーン基盤との相互運用
  • wappaウォレットログイン(SSO)
  • 第三者への個人情報開示に関する通知受信の選択と選択的情報開示(プリサイスマーケティング)
  • 趣味嗜好など、 自身に係る証明書を自分で発行する(自己主張型アイデンティティの発行)

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