セイコーソリューションズは、Web3時代のビジネスを支える「セイコー版メタバース・サービス」の第2弾として、メタバースの利点を生かし、データ活用によりEX(Employee Experience)を最大化し、上質なCX(Customer Experience)体験を提供するECの仕組みを2023年6月に提供開始する。
コロナ禍でECなどのデジタルシフトが進んだものの、対象は生活消耗品が主体であり、ラグジュアリーブランドのような高額商品のECサイト上での購入は限定的となっている。その理由としては、消費者が商品に関する不安を取り除けず、購入を断念するケースが課題に挙げられるという。
このような背景のもと、セイコー版メタバース・サービスの仮想店舗空間(メタバースEC)では、ラグジュアリーブランドであっても実店舗へ来店した際と同様の安心感を提供し、ショッピング体験のニュースタンダードをメタバース上で実現した。セイコーならではの特徴は次の3点。
リアルの追求
一点一点の商品をリアルに3D化。消費者自身が実店舗で商品を手に取って確認しているような感覚を提供する。
データに基づいた1to1マーケティング
消費者の属性情報や空間内で行動したデータをAIが分析し、1人ひとりの消費者に対してデータに基づいた最適な接客を実現する。
アバターを介した遠隔での接客
遠隔地にいるオペレーターがアバターの裏側でデータをもとにした接客を実現。オペレーター個人の技能差を補い、ウィズコロナの時代を見据えた新たな働き方を支援する。