情報流通支援サービスのオークネットは、北米(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス)および欧州(デンマークコペンハーゲン)に両拠点を開設し、2022年11月からブランド品のリユース事業を本格的に展開する。
オークネットは1985年にリアルタイム中古車オークションを開始。中古デジタル機器、中古バイク、ブランド品など、多種多様な領域へと拡張し、二次流通の専門ノウハウや流通ネットワークを蓄積してきた。
サステナビリティポリシーとして「価値あるモノを、地球規模で循環させる~Circulation Engine.(サーキュレーションエンジン)~」を制定し、あらゆる「価値あるモノ」を「必要な人のもと」へ循環させる“循環型流通”の構築に取り組んでいる。
2021年の世界におけるブランド品を含むアパレルのリセール市場は約 350 億ドルと評価されており、2026年までに820億ドルに達すると予測されている(thredUP 「2022 Fashion Resale Market and Trend Report」より)。
こうしたグローバルで活況を呈するリセール市場の商材については、基本的に個人からの供給に頼ることが多いため、安定的にまとまった商材を確保することが不可欠でありながら、決して容易な状況ではない。
オークネットは、2015年に子会社としてオークネット・コンシューマープロダクツ(以下、オークネットCP)を設立し、国内最大級のブランド品オンラインオークションの運営を支援している。
週次で開催しているオークションは、年間で65万7千点超の成約数となっており、北米・欧州の会員も多く参加している。今回北米・欧州で本格的に展開することにより、現地のリセール事業者へより安心して購入してもらえる商品の安定的な供給を実現していく。
まずは現地買い手会員の拡大を、順次売り手会員の獲得も進めることで、海外会員数のさらなる拡充を図り、将来的なグローバル流通の実現につなげていくとのこと。