Eストアーは、「SHIFFON」との間で、資本業務提携を行うことで基本合意を発表した。
SHIFFONは、リテール事業をはじめ、スポーツライフスタイル事業 OEM/ODM事業、海外事業、スクールサプライ事業、ホールセール事業を行い、大人から子供までのアパレルおよび、ランドセル、スキー/スノーボードウェア、スポーツウェアに至るまで幅広いカテゴリーを展開し、全方位をカバーする独自のサプライチェーンを構築している。
特に近年は、スポーツライフスタイルやスクールなどの分野を強化しており、北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会のノルウェー代表選手団公式服装を手掛けたスキーブランドPHENIXや、国内外でも有名なスポーツブランドKAPPA 、スクールでは世界的に知名度の高いDIESELや、PAUL&JOEなどのランドセルの企画・生産・販売を行い、商流・慣習の面でも業界の構造を変えることで新しい価値を産み出している。
今後SHIFFONは、DXおよび、海外戦略強化を掲げており、これまで培ってきたノウハウを最大化させるためにも、デジタルテクノロジーを駆使したDX化により、ビジネスプロセスを作り替える必要性を重視してきたが、同提携により、SHIFFONが持つネットワークと、Eストアーの持つデータ分析の技術とマーケティングノウハウを組み合わせ、海外EC向けの新たなプラットフォームを新設し、DX化が徹底された新しいジャンルの企業になるよう実現を目指す。
本年開催されたNRF(全米小売業協会)において、コロナ禍により10年掛かる予定であった社会DXが2年で進んでしまったといわれ、OMOを超え一気にD2Cとまで揶揄されているが、今回の両者の取り組みにより、SHIFFONのDX対応を加速していく。Eストアーでは中期経営計画2024にてハンズオンDX(インキュベーション型を含む)を進めるとしているが、本件もその一環となる。