日清食品ホールディングスは、2021年12月7日(火)と8日(水)に開催される「東京栄養サミット 2021」(主催:日本政府)に合わせて、「栄養改善」と「持続可能な食料システム」の実現に向けたコミットメントを策定した。
飢餓や貧困による低栄養が根強い課題である一方、先進国や途上国の区別なく、過栄養や栄養の偏り、気候変動、食品ロスなどが地球規模の課題となっている。栄養状態の改善は、保健分野だけにとどまらず、農業や流通、水・衛生、ジェンダーなど多くの分野と関連しているため、各分野が連携して栄養改善を進める必要があるという。
12月に開催される「東京栄養サミット 2021」では、各国政府、国際機関、企業、市民団体などのリーダーが、健康・食・強靱性をテーマに世界の人々の栄養改善について幅広く議論し、今後の行動の方向性について共通認識を深める。また、世界の栄養改善に向けて実効性のある目標を設定するため、多様な関係者が、自らが実践する内容を誓約(コミットメント)としてまとめて発表し、その達成度合いを世界全体で確認し合う体制を作っていく。
日清食品グループのコミットメント
ウェルネス製品
全製品の健康・栄養性の向上を目指す。さらに、2030年までにウェルネス製品の当社グループ国内販売額を230億円に拡大させ、人々の健康増進へ貢献する。
食物アレルゲン検査
2030 年までに、アレルゲン推奨表示品目に関し、精度を高めつつ一斉に検査できる新規法を開発。本法を普及させ、累計10万回以上の検査を実施し、食の安全性と食料供給の確保へ貢献する。
代替肉
2030 年までに、日清食品における即席麺具材「植物性たんぱく質」の国内使用量を年間1,100トンに引き上げ、代替肉の活用を進め、持続可能な食料システムの構築へ貢献する。
食品廃棄物
2030年までに、日清食品グループの国内での流通・販売における廃棄物総量を2015年換算から50%減することで、持続可能な食料サプライチェーンの構築に貢献する。