Noveraは、薬王堂の「薬王堂公式アプリ」に、自社が開発するAI肌診断「viewty skin checker」を導入。肌診断結果に応じて自分と肌状態が近い人が購入している化粧品をおすすめ(レコメンド)する機能の実装を行ったことを発表した。
同アプリの肌診断は、スマートフォンで顔写真を撮影すると、肌の状態を8項目で測定・評価。診断結果をもとに、自分の肌状態と近い人が購入している化粧品がおすすめされる。化粧水、クレンジング、洗顔などの商品カテゴリごとに1人ひとりに相性の良い化粧品をAIが紹介。美容のプロに直接アドバイスをもらっているかのような体験が可能だという。
これまではAIが肌を診断して相性の良い化粧品をおすすめするだけだったが、今回薬王堂が東北6県でドラッグストア350店舗を展開するなかで取得した170万人の顧客の購買データと、Noveraの特許技術をかけ合わせることで、肌の類似をもとにした化粧品レコメンドを実現した。自分と肌状態の近い人がどんな化粧品を購入しているかがわかることで、今まで以上に納得感のある化粧品選びが可能となる。
肌診断から化粧品紹介までの流れ
1.肌診断
自身の顔をカメラで読み込むと、AI肌診断によって肌の状態(シワ、キメ、シミ、透明感、うるおい、毛穴、肌質、肌年齢)の8項目で測定・評価。
2.おすすめ化粧品を紹介
肌診断結果をもとに、過去の購買情報、ユーザー情報、行動履歴(商品閲覧データ)などから1人ひとりの肌に相性の良い化粧品をカテゴリごとに紹介する。
Noveraは肌診断の診断精度を大幅に向上させる独自のAI学習方法についての特許を取得しており、AIの技術研究に力を入れている。他人との肌状態の類似をもとにした化粧品レコメンドでも特許を取得しており、今回の商品レコメンドにもその技術が活用されている。肌診断結果に応じて、1人ひとりの肌の状態とほかのユーザーの肌データを照らし合わせることで、自分と相性の良い可能性が高い化粧品が紹介される。
AI肌診断 概要
Noveraが開発したAI肌診断は、化粧品販売員や研究者、メイクアップアーティストなど200名以上の美容のプロが肌を目視した際の印象データを学習させており、スマートフォンで顔を撮影するだけで手軽にどこでも肌診断ができることが特徴。たくさんの顧客の肌と向き合ってきた化粧品販売員が肌を見たときにどう感じるかを学習させたAIにより、肌の状態を8項目で診断・評価する。診断データを元に、使用中の化粧品データや、肌の状態に関する蓄積データを掛け合わせ、おすすめの化粧品が紹介される仕組み。