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顧客と距離を縮めるZoom活用 オンラインで体験を創出するキューサイの新たな挑戦とは

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2021/02/10 07:00

 オフラインでのイベント開催がなかなか難しいご時世。そんな中でもオンラインツールを活用して顧客と直接交流を図り、企業の想いや製品の良さを伝え続ける企業・ブランドは存在しています。2020年10月に創業55周年を迎えたキューサイ株式会社では、12月に初の顧客向けオンラインイベント「キューサイ健美カレッジ」を開催。ノウハウのない中でどのような試行錯誤が繰り広げられたのか、イベント運営に携わる広報課の前田さん、荒木さんに話を聞きました。

Zoom活用で顧客と交流 取り組みの意図とは

 2020年12月、キューサイは3日間にわたり、オンラインイベント「キューサイ健美カレッジ」の第1回「おうちで始められる!ケール de エディブルガーデン講座」を開催した。同講座は、同社グループ企業の株式会社キューサイファーム島根が保有する東京ドーム約15個分にも及ぶ広大なケール畑から中継形式にて実施。青々と茂るケールを見せたり、ガーデニングクリエイターのたなかやすこ氏によって限られたスペースでもケール栽培ができるエディブルガーデン講座が実施されたり、ケール料理のレシピを紹介したり、クイズを開催したりと、45分間でキューサイの取り組みとケールの魅力をふんだんに伝えるものとなっていた。

2020年12月4日・12日・13日と3日間にわたり開催された
「おうちで始められる!ケール de エディブルガーデン講座」の模様。

 長年通販企業として事業を行ってきた同社が、オンラインイベントを通して顧客と直接交流を図ろうと思ったきっかけは何なのだろうか。コロナ禍で顧客との関係構築手法に変化が生じている今、オンラインでビジネスを行う企業のみならず、これまで実店舗で事業を展開してきた企業にとっても、考えかたや実践方法は参考となるはずだ。当記事では、イベント実施後の生の声を紹介する。

企業のスタンスを体現した役立つ情報提供で新しい出会いを生む

――まずは、キューサイ健美カレッジを始めた経緯を教えてください。

前田(キューサイ) 2020年10月に当社は創業55周年を迎えました。55周年を迎えるにあたり、2019年10月に企業ロゴとコーポレートスローガンを刷新し、「生きるを、しなやかに。」という言葉のもと、お客様が自分らしくしなやかな暮らしを行うお手伝いができる企業を目指してビジネスを行っています。この想いをより広く伝えたい、企業のスタンスをより体現していきたいと考え、イベントの実施を決めました。

 当社の販路は通販が主であるため、これまでお客様の声を聞くことができるのは、コールセンターなど限られた場のみでした。直接お客様と交流したり体験を創出したりする機会を新たに作りたいと思い、2019年末の企画当初はオフライン開催を計画していたのですが、2020年に新型コロナウイルス感染症の流行が続く中でオンライン開催に思考を切り替え、詳細を詰めていきました。過去にメディア向けの発表会などをオンラインで行ったことはありましたが、お客様向けに行うのは初ということで、新しい挑戦でもあり、ドキドキしながら進めていったのを覚えています。

――同カレッジは、どのような方を対象としたイベントなのでしょうか。

前田 健康や美容に興味がある方や、しなやかな生きかたを叶えるための情報を知りたい、学びたいという方にぜひ参加していただきたいと思っています。既存のお客様はもちろんのこと、今まで当社と接点がなかった新しいお客様にも、イベントをきっかけに当社のことを知ってもらい、好きになってもらいたいですね。「キューサイ=青汁の会社」というイメージのお客様もたくさんいらっしゃると思いますが、売上構成比でいうと10%ほどで主力商品ではないのが実情です。美容や健康を主軸とした商品を多数取り揃えていますので、「しなやかな生きかたに寄り添う会社」ということを1年間かけ、複数のコンテンツを通して伝えていきたいと考えています。

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