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建築資材のECサイト「アウンワークス」に聞く BtoBビジネスのDXの本質とは

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2020/08/25 10:00

 2020年9月で5周年を迎える建築資材のBtoB-ECサイト「アウンワークス」。2015年からチャットでの手厚いカスタマーサポートを行い、2019年11月には4年間の運営実績をもとに、より顧客に使いやすいようサイトリニューアルを行った。アウンワークス運営会社が考えるBtoBビジネスのDXの本質とは。

5周年を迎えた建築資材のBtoB-ECサイト「アウンワークス」

写真左から、野原ホールディングス株式会社 石井務さん、山梶真司さん、安部敏さん、澤中志寿子さん

 建築資材通販サイト「アウンワークス」。売れ筋商品は壁材、床材という、工務店などプロ向けのBtoB-ECサイトだ。ローンチから5年、今では取り扱いメーカー数1,000社以上、掲載商品数25万点以上、そのうち8万点以上が当日出荷可能という品揃えである。運営会社は、創業1598年の伝統ある建築資材商社の野原グループだ。長年、建築資材メーカーと直取引を行ってきた実績があってこそ、アウンワークスのサービスクオリティが実現している。

 改めてアウンワークス立ち上げの経緯を、当時経営企画部に所属していた安部敏さんに聞いてみよう。

 「2015年頃は、そもそも建築資材をネットで買うという商習慣はなく、『ここに行けば買える』という代表的なECサイトもありませんでした。一方で、小規模事業者様の建材の仕入れ先である問屋は、市況として減少傾向にありました。ホームセンターで購入できる建材もありますが、都心では店舗数や場所が限定され、在庫にも限りがありました。加えて、国のリフォームへの補助金や優遇制度もあって、リフォーム事業者の市場参入が相次ぎました。建材を利便性高く調達したいという人たちが一定数いらっしゃったのです」(安部さん)

 野原グループにも、こうした建材を求める事業者からの問い合わせが多数寄せられていた。当時の野原グループにはECサイトもなく、注文後の作業もすべて人が行っていた。ひとつの店舗を作るのに必要な建材が、同じメーカーや仕入れ先であるということはまずない。結果として、注文してから商品が届くまでかなりの手間暇と時間を要する事態に陥っていた。

 「他業種では、ネット通販が当たり前になっていました。建材もネットで売れないわけがないと思ったのです。ちょうど経営企画部では新規事業を考えていたところでもありました。ECを活用することで、人力ではお待たせしてしまっていたお客様や、仕入れに困っている小規模事業者様に利便性を提供できるのではと考えました。利便性とは、求める商品を容易に探すことができ、建材の選択肢が増え、最適な価格と納期で提供されることを意味します。ECサイトを作ればお客様のお役に立てると確信したことから、アウンワークス立ち上げとなりました」(安部さん)

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