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ECホットトピックス

ついに日本上陸!リテールの新モデルb8taが提起する新たなものの売りかた


 2015年、アメリカ・サンフランシスコにて創業し、RaaS(Retail as a Service)の概念を世界中に知らしめたb8taが、今夏いよいよ日本に上陸する。アメリカに23店舗、アラブ首長国連邦・ドバイに1店舗の計24店舗を有するb8taが、なぜ第3の進出国として日本を選んだのか。また、日本企業がb8taを活用することでどのような効果を得ることができるのか。b8ta Japan カントリーマネージャーの北川卓司さんに話を聞いた。

b8taの日本進出 契機は現地を訪れる日本人顧客の声から

 「リテールを通じて人々に“新たな発見“をもたらす(Retail Designed for Discovery.)」をミッションに、シリコンバレーのパロアルトに最初の店舗を構えたb8ta。「サービスとしての小売(RaaS)」を提供し、実店舗出店のサブスクリプションモデルを確立した同社が、2020年夏に有楽町と新宿にアジア初の店舗をオープンさせる。この報に心を躍らせたEC事業者も多いのではないだろうか。まず、北川さんに日本進出の理由を聞いたところ、このような答えが返ってきた。

「2015年の立ち上げから早5年、b8taは急成長を遂げてきましたが、実は、海外進出については2017年頃からファウンダーが検討を進めていました。アジアの中でもなぜ日本に出店を決めたのか、これはアメリカの店舗に対する日本人の反響の大きさがきっかけであったと聞いています。

 b8taはサンフランシスコに3店舗出店していますが、サンフランシスコには日本企業の海外支社が多く、駐在員の方も多数いらっしゃいます。また、観光目的で来られる方も多く、こうした方々が仕事・プライベートを問わず、店舗の視察に多く訪れていました。実際に店舗スタッフが来店者にヒアリングを行う中で、日本でのb8taの認知度の高さを感じたり、SNSで検索をかけた際に日本人の来店者が来店レポートをブログなどで発信されていたりと、反応の良さを受け、日本にはガジェット好きな感度の高い人が多いのではないかとファウンダーも感じたそうです。このような仮説と出資企業の声もあり、アジア初進出の国として日本が選ばれました」

b8ta Tokyo Shinjuku Maruiの店舗イメージ

 b8ta Japanに加わる以前、ダイソン初の旗艦店「Dyson Demo表参道」のオープンに携わっていた北川さん。顧客とメーカーが密接にコミュニケーションを取り、製品の良さやブランドのメッセージを伝えていくこと、顧客から得た声を製品に活かしていくフローを回すことの重要性を常日頃から感じていたと言う。

「アメリカでは、日本よりもひと足早く『リテールアポカリプス』と言われ、実店舗の淘汰が始まっています。しかし、実店舗の価値はまだまだあると私自身考えております。逆張りではないですが、区画をサブスクリプションで販売したり、企業に実店舗から得られるデータをフィードバックしたりと、実店舗で新たな試みを行うことの意義を感じて、2019年11月からb8ta Japanの立ち上げに携わっています」

 b8taに出品を希望する企業は、1区画ごとに販売される出品料を支払うことで、決められたスペースに自社製品を展示・販売することが可能となる。1区画の大きさは、およそ横60センチ×縦40センチ。区画には専用端末が設置され、b8taスタッフが接客を行うため、出品企業側で什器の持ち込みやスタッフの採用・トレーニングを行う必要はない。

 また、店内には2種類のカメラが設置されており、デモグラフィック(性別・おおよその年代)と、顧客それぞれの店内での動きをデータとして収集することができる。これらのデータを出品企業にデイリーで迅速に提供するのが、同社のサービス最大の特徴と言える。

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この記事の著者

ECzine編集部 木原 静香(キハラシズカ)

ECに関する情報を、さまざまな切り口からお届けできればと思います。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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