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季刊ECzine vol.06 定点観測

楽天はアプリ強化を Amazonはクーポンを試そう


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。いつも.の高木さんに、モールについて聞きました。※本記事は、2018年9月25日刊行の『季刊ECzine vol.06』に掲載したものです。

ポイント+1倍のため 楽天ユーザーがアプリを使う

 まず楽天市場だが、4月、5月、6月と連続してSPU(スーパーポイントアッププログラム)のポイントアップを行ってきた。取材した7月では、ついに「いつでも最大14倍」に。

「楽天カードや楽天モバイル通話SIMの利用など、市場以外のサービスを利用するほど増えるというのは変わらない方針です。いくつか、新規に追加されたり条件変更がありましたが、なかでも注目なのが、7月1日から変更になった『楽天市場アプリからのお買い物分のみ』+1倍というものです。これまでは、当月1回以上、アプリを利用すればほかの買い物分にも適用されたのですが、今後はポイント+1倍にしたいなら、かならずアプリ経由で購入しなければなりません」

 ここで気をつけておきたいのは、楽天ユーザーはポイントがフックになる傾向が強いということ。アプリで購入するという行為に慣れていない場合でも、ポイントのためには利用するユーザーが増えると高木さんは言う。

 それを示すのが、楽天が実施している「毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍」というキャンペーンだ。高木さんが管理画面でクライアントの売上動向を追っていても、5と0のつく日にぐんとグラフが跳ね上がる。むしろ、ポイントのために該当する日まで待って購入していることが見てとれるそうだ。

「出店している店舗が取り組むべきは、アプリ対策です。アプリでは、商品ページの構成が異なります。まずサムネイルがあり、次にいきなりカートです。楽天特有の、長いページではカートは最下部にあるので、PCとはまるきり逆の構成になります。アプリのユーザーの特徴は、サムネイルのフリックをすること。それだけで判断して、買い物をする。サムネイルには20点ほど画像を追加できるのですが、この画像がいかに大事かということを意味しています」

 もうひとつ重要なのが、アプリ内の「ショップ」ページだ。

「買い物をしようと思ったら、どんなお店なのか見てみたいですよね。正確なリリース時期はわからないのですが、はじめにAndroidで実装され、iOSが続きました。出店店舗の中には、ショップページの存在を知らない人もいるようです。実際、先日クライアントと話していたらアプリをアップデートしておらず、対策もしていませんでした」

 ショップページの対策も、画像がキモになってくる。

「スマホページの情報が自動でアプリにも表示されはするのですが、それだけでは見栄えが悪い。『共通パーツ設定小バナー』『共通パーツ設定大バナー』というものがあり、このふたつをきちんと入れてはじめて、きれいに見える作りになっています」

 実際に高木さんは、共通バナーが入っているページとそうでないページを見せてくれたが、バナーが入っていないショップは情報が少なく、一見してショップについて説明しているページかどうかわかりにくい印象を受けた。

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