マンネリ打破!ECで成果を出し続ける運用型広告のノウハウ
年々伸び続けるネットショップ市場(EC市場)。経済産業省の発表によると、2016年の国内EC市場規模は15.1兆円(前年比9.9%増)まで拡大しています。
これらを背景に、昨今のヤマト運輸をはじめとした宅配頻度の増加など、物流面の課題も顕在化してきていますが、一度手にした利便性を捨てるのは簡単ではなく、今後しばらく成長が続くのは間違いありません。
一方、ネットショップの販促に欠かせない広告プロモーションも比例して成長を続けており、2016年のインターネット広告媒体費(制作費除く)は初の1兆円超えとなっています(2016年の日本の広告費:電通)。
このうち、Google アドワーズやYahoo!プロモーション広告、Facebook広告に代表される運用型広告費の市場は、7,383億円。前年度比118.6%は、日本のあらゆる広告の中で最も高い成長率となっています。
しかし反面、売上が昨対比減や昨対比キープで、成長が頭打ちとなっているネットショップの話も多く聞かれるようになってきたように思います。本連載では、引き続き高角度での右肩成長を続けるネットショップ市場で、マンネリと停滞を打破し、運用型広告でさらに成果を上げていくための最新情報や、導入にあたっての考えかた、運用ノウハウなどを紹介していきます。
運用型広告、出稿前の3つのチェックポイント
第1回の今回は、タイトルのとおり、出稿・導入前に考えるべき3つのチェックポイントについて。
すなわち、「(1)なにを」、「(2)だれに」、「(3)どのように」です。いわゆるマーケティングの基礎ですが、なぜ運用型広告の出稿前に、これらと再度向き合う必要があるのでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。