SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

12月13日-14日にアーカイブ配信決定!

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のECzine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2023 Summer

2023年6月14日(水)10:00~16:10(予定)

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。 ※諸般の事情により、2023年春号(vol.24)をもって休刊となります。

季刊ECzine

2023年春号(vol.24)
特集「Find out! Create new connection~テクノロジーで拡張する顧客体験と売り場の可能性~」

「季刊ECzine」購読者なら
誌面がウェブでも読めます

列島縦断!店長インタビュー

10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく


  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • embed
  • 通知

チョコレート風味のビール「インペリアルチョコレートスタウト」で知られる地ビールの元祖・サンクトガーレン。パティシエがつくるチョコレートグラスとのセットでは、10分で売り切れてしまう人気商品だ。職人気質な岩本伸久さんが1人ではじめた同社が、ヒット商品をいくつも生み出すに至った過程とは? お話をうかがった。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • embed
  • 通知

広報さんに教えられた、「いつ作ってどう売る」の重要性

――ヒット商品である、チョコレートビールを最初に作ったのは?

 「2006年です。もともと地ビールマニア向けにエールビールを作っていたんですが、ビンテージで、コレクターズアイテムになるようなものを作ろうと思ったのがきっかけです。

 もともと黒ビールには、コーヒーのように焦がしたような香りのものがあるんですが、もっとチョコレートっぽくして、チョコレートスタウトを作ろうと決めました。その時期がちょうど年末でして、それならバレンタインに合わせようと広報の中川が言って、それが最初のきっかけですね。

サンクトガーレンの地ビール

 当時、彼女はほかで広報の仕事をしていて、うちは手伝ってくれていたんですが、彼女からみると、コイツらなんてバカなんだろうと。ただ作って売るだけで、世の中に広めようとしないなんて。僕もそのとき初めて教えられたようなものでした。バレンタインに合わせたPRが当たって、『インペリアルチョコレートスタウト』が売れて、翌年もまた売れた。そこからうちは、変わってきたわけですね。

 次に作ったビンテージは『麦のワイン』なんですが、この発売日は、ボジョレーヌーボー解禁の日に合わせようと。これも当たって、発売前に完売になっちゃうくらいの人気商品です」

――広報さんの力、すごいですね。

 「彼女が言っていることは正しい。一般の人の代表というか。そもそも、ビールがあまり好きじゃないですから。僕らはやっぱり、『ホップの香りを』とか言っちゃうんですよ。でも、そんなの一般の人はわからない。『チョコレート風味』といったほうが、興味をもってくれるわけです。

サンクトガーレン代表取締役 岩本伸久さん

 広く知ってもらえる商品を作っていくことで、いずれはホップの香りも嗅いでくれるかなとか、淡い期待を持っています。『アップルシナモン』というスイーツビールを作ったり、『湘南ゴールド』というオレンジを使ったフルーツビールを作ったり」

――そういうのは“職人基質”に反したりしないんですか?

 「ないんじゃないですかね。ただ、つまんないこだわりはいっぱいあります。たとえばフルーツビールだったら、出来上がったビールに果汁を加えてるものもあるんですが、それはビールじゃなくてカクテルじゃないかって僕は思っちゃう。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
職人のこだわりより消費者の期待値のほうが高い

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • embed
列島縦断!店長インタビュー連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • embed
  • 通知
ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/425 2014/12/09 12:05

Special Contents

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2022年8月30日(火)10:00~16:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング