オールインワンが魅力。これからは新聞広告との連携も視野に
――MAツールは他にも多くありますが。
中川(D) おかげさまで提案はたくさんいただいています。ただ、BtoC通販に特化しているMAというところが他社と異なると思います。私の観測範囲では、各ベンダーさんの得意な領域、例えばかご落ちの製品が1つあって、それ以外は他社との連携というパターンが多い気がします。コアフォースさんのように1社ですべてできるのは貴重ではないでしょうか。
――コアフォースワンはなぜそんなに多機能なのでしょうか。
野口(C) 当社では元々メイン事業としてASP型のCRMツール「LTV-Lab」「LTV-Lab Plus」の展開を行い、600社以上のEC事業者様をご支援させていただいております。しかし、CRMは基本的に会員情報・注文情報からのCRM、いわゆるリピーター向けのCRMが中心で、もっと潜在的なお客様からのCRMができないか、と研究してきました。そこで開発したのがコアフォースワンです。アクセスログやページに来ている段階での接客、サイト内検索といった「購入前のお客様へのおもてなし」と、購入後のデータを結合することによって、本当に適切なお客様への「おもてなし」が実現する。そう考え、自社開発をしたのがきっかけですね。
柴田(D) その多機能を実現するのがすごいですね。データを結合するのは非常に労力がかかることなので、その辺りを全部お任せできたのは本当にありがたいことです。
野口(C) たしかに、例えばWeb接客とレコメンドシステムを組み合わせて、ポップアップでオススメ商品表示しようとか、組み合わせた機能をご提案できるのは強みかもしれません。お客様から「こういうことをやりたい」と言われた際に、他社ツールと連携しなければいけないのと、自社で完結できるのは大分違うでしょうね。
――今後はどのような展開を?
中川(D) これからの新作秋冬物の展開で、新聞広告も大々的に活用したいと考えています。Web以外の媒体に出稿すると、社名での検索による来訪者が爆発的に増えるのですが、その際、やはりみなさん新聞広告で見たものを探されるのですね。そのため、ポップアップで新聞のクリエイティブが表示される機能などを試したいです。毎回出るのも鬱陶しいでしょうから、一度だけにするとか。そういう調整もコアフォースワンでは可能ですね。
柴田(D) 私はかご落ち対策ですね。これはすぐにでもやりたい。データベースと連携することで、在庫情報や価格の変動等にも連動したカゴ落ち対策が可能と聞いています。熱烈なファンの方達にDoCLASSEをご支持いただいているのはありがたいのですが、ずっとその方達だけにお世話になるわけにもいきませんから。当社では、売上や利益と並ぶくらい新規顧客獲得を重要視しています。しかし現状は、獲得して終わりの状態。例えば、登録してくれたのに数ヶ月ご購入がない方には、やはり何かしらのアクションを起こしたいですよね。例えるなら、穴が空いたバケツに一生懸命水を入れているようなものです。これからは、たまった水を逃さないための対策を行わなければと、考えています。
――今日はありがとうございました。
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