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月の平均購入額5,000円超え!ヤフーが子会社化する電子書籍専業eBookJapanのここがすごい

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イーブックイニシアティブジャパン(3658)は、ヤフー(4689)の子会社になる。電子書籍専業で、漫画の品揃えに定評がある同社のビジネスモデルや収支実績を探ってみた!

読み放題サービス相次ぐ中、ヤフーが子会社化したeBookJapanのここがすごい

 アマゾン・ドット・コムと楽天(4755)が相次いで電子書籍の定額読み放題サービスを開始。電子書籍も音楽と同じように、単品販売から定額読み放題への移行が進むのだろうか。電子書籍サイト「Yahoo!ブックストア」を手がけているヤフーも、イーブックイニシアティブの子会社化で品揃えを拡大し、アマゾンなどを追走する。

 電子書籍販売サイト「eBookJapan」を展開しているイーブックイニシアティブのユニークなところは、ネット経由での紙の書籍販売で圧倒的な存在感を発揮しているアマゾンらとは異なり、電子書籍の配信でスタートしたことである。

 配信スタートは、創業年でもある2000年。2003年にはヤフーのパソコン向け電子書籍サービス「Yahoo!コミック」へのコンテンツ提供を開始。今回のグループ入りは、その縁によるものといっていいだろう。

 2007年には国内で初めて電子書籍をインターネット上で預かるサービスを開始。「トランクルームサービス」と命名しているが、クラウドサービスの先駆けである。

 一方、コンテンツ面では、創業者である鈴木雄介名誉会長が、出版大手で漫画に強い小学館出身ということもあって、漫画の品揃えが充実しているのが特徴だ。

 これまで、手塚プロダクションや講談社、小学館、集英社などと契約を締結。出版社との契約は、1年ごとに更新する場合もあれば、3年ごとの更新もあるようだ。お互いに申し出がない限り、自動更新とする契約も存在していることも明らかにしている。

 基本的には、作家を囲い込むための独占契約はしない方針だが、全60巻という大長編で知られる横山光輝氏の『三国志』については、ただ1社の取り扱い。代表作『おそ松くん』の赤塚不二夫氏の作品についても、ほぼ独占での取り扱いになっている。

イーブックイニシアティブジャパンのビジネスモデル

 いずれにしても、作家及び作家の遺族など著作権保有者や出版社から許諾を得て電子書籍として配信し、エンドユーザーから代金を得るか、パートナー企業に電子書籍を提供することで収入を得るというのが、イーブックイニシアティブのビジネスモデルだ。ヤフーの子会社に入るということは、パートナー企業経由の事業の拡大を目指すということである。

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