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Makuake後も成功を続けるブランドに聞く、EC展開の心得

Makuake→D2Cでビジネスを拡大!食器ブランド「ARAS」がECの壁を越えられた理由

ブランド立ち上げ時に立てる目標の適正値とは?

菊地(マクアケ) ブランドとして、今後どのような未来を思い描いていますか?

水上(ARAS) ARASは「使いやすくて、おしゃれで、割れない器」という新しい価値を提案してきました。将来的には、これが一つのジャンルとして世の中に定着するくらい、大きな存在になれたらと思っています。

菊地(マクアケ) Makuake終了後の事業者さんにとって、「目標設定」も大きな課題です。ARASさんでは、どのような目標を掲げていたのでしょうか。

水上(ARAS) 企業規模にもよりますが、私たちは「ビジネスとして継続していくための一つのライン」として、まず年間売上1億円を目標にしていました。そこを達成し、視野が広がってから次の2億、4億というステップを考えていく。最初の目標として、継続可能性を示す具体的な数字は大事だと考えています。

菊地(マクアケ) 非常に参考になります。最後に、これからブランドを立ち上げる方や、ECの売上を伸ばしたいと考えている方々へアドバイスをいただけますか?

水上(ARAS) 私たちがブランドを始めた5年前と今では、状況が大きく異なります。特にSNSやAIの進化は著しいです。だからこそ、「AIなどをいかに活用するか」、そして「逆にAIにはできないことを、どう自分たちの強みとして見せていくか」という視点が、今後ますます重要になるのではないでしょうか。

菊地(マクアケ) 本当におっしゃる通りですね。ECという購買体験自体も、AIによってますます効率化され、安いものがより買われやすくなるという側面も加速するでしょう。そんな中でどう先手を打ち、自社の価値を伝えていくか。ARASが常に試行錯誤を続けてこられたからこそ、今の成長があるのだと改めて感じました。

 我々も改めて、一般販売における事業者支援を強めていきたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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この記事の著者

株式会社マクアケ 執行役員/グロース本部 本部長 菊地凌輔(キクチ リョウスケ)

株式会社マクアケ 執行役員/グロース本部 本部長 1993年 兵庫県神戸市生まれ。2016年 関西学院大学 人間福祉学部 社会起業学科卒業。在学時に、教科書を半額以下で買えるサイト「cacicoテキスト」を立ち上げYahoo!ニュース、Itmedia等100以上の媒体に掲載。2015年1月に株式会社...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高野 翔一(タカノ ショウイチ)

株式会社マクアケ 企業広報マネージャー 1984年生まれ。大手食品メーカーの営業やPR会社などを経験。PR会社では大手テーマパークをはじめ、さまざまな領域のPRを担当。2022年に株式会社マクアケへ入社。入社後は、コーポレート・サービス広報として携わりつつ、モノづくりを始めとした事業者の挑戦を後押し...

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