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【リアル×オンラインのハイブリッド開催】ECzine Day 2025 October (2025.10.9)

ライバルが多いECモールでも輝くブランドになる方法

楽天市場で成長の2店舗を取材 小売ECならではの共通課題と顧客に選ばれる理由の作り方

メーカーによるEC参入も 今後求められる“売る”以外の価値

──どちらも安定的にEC事業を拡大されているように見えるのですが、さらなる成長に向けて課題やハードルはあるのでしょうか。

池田(家具のソムリエ) 昔は限られた人しかEC運営ができなかったため、先行者利益を得られていました。しかし、今は誰でも参入できる時代。加えて、メーカーが自らEC事業に参入する動きもあります。同じ商品を取り扱っているのであれば、お客様は安心感がある公式店を選ぶのが自然ではないでしょうか。ますます競争が激化するはずです。

嶋村(PREMOA) 私たちも同じですね。単に商品を売るだけでは、今後選ばれなくなるかもしれません。今がEC事業のピークではないかとさえ感じています。

池田(家具のソムリエ) だからこそ、これからは仕入れて売るだけのビジネスでは生き残れません。私たちは、改めて自社の存在価値を見直す時期にきています。

 たとえば、当社はギフトを一つのコンテンツとして捉え、名入れやラッピング、人気キャラクターの包装など、“ここで買う理由”を追求していきたいです。他社に真似できないサービスを突き詰めていく。この転換期を乗り越える腕の見せ所ですね。

──では、環境が大きく変わる中でどのような価値を届けていきたいのか、最後に今後の意気込みを教えてください。

池田(家具のソムリエ) ギフトサービスをさらに突き詰めることに加えて、今でも行っているオリジナルスイーツや雑貨の開発に、より力を入れていきます。失敗することもありますが、市場にない“0から1を生み出す”挑戦を続けていきたいです。

嶋村(PREMOA) 私たちも、今まで以上に顧客体験の向上に取り組んでいきます。具体的には、SOY TRIPで得た学びを活かし、AIを活用したサービスにビジネスチャンスがあるのではないかと考えています。購入前後のサポートや、パーソナライズされた商品提案にAIを使うことで、お客様に「ここで買って良かった」と思っていただけるような価値を提供したいです。また、商品を売るだけでなくEC運営のノウハウを活用した支援を行うといった事業も、可能性があるのではないでしょうか。

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この記事の著者

ECzine編集部 藤井有生(フジイユウキ)

1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。現在はウェブマガジン「ECzine」で編集を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/17237 2025/09/10 07:00

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