国内企業のCX改善を加速させる存在に
――最後に、日本市場における今後の戦略とContentsquareの展望についてお聞かせください。
伊奈 まずは、「Sense」の投入を機に、より多くのお客様にContentsquareをご利用いただきたいと考えています。現在国内では、エンタープライズのお客様を中心に約60社にご利用いただいております。
これらの企業はCXを経営課題に捉え、先進的な取り組みを行っています。これらの企業のように、CXが改善された事例やユースケースが日本でより多く生み出せるよう、国内でのContentsquare導入企業数を増やしていきたいです。

ベナビデス 今後の日本市場の成熟を考えると、パートナー企業と連携してCX改善に関する認知・啓蒙・教育を強化していきたいです。Contentsquareの持つテクノロジーを最大限活用する方法を伝え、CXの改善が売上向上につながるという成功体験を生み出したいです。
伊奈 また、私たちが力を入れたいと考えているのが「コミュニティの形成」です。私たちはテクノロジーカンパニーですが、UXやCXを改善するには、ユーザー企業側の組織やKPI設計、PDCAサイクルの運用など、社内での努力が不可欠です。
多くのユーザー企業から、このような取り組みについて学びたいという声が寄せられており、私たちはコミュニティ形成のための様々な取り組みを行っています。そのうちの1つとして「CX Circle」というイベントを開催しました。今後も国内外の最新のCXトレンド・事例が理解できる場を国内のEC担当者・マーケターに提供していきたいです。