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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

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大変だからやれたら強い 1,700万いいね!「トーキョーオタクモード」が挑む越境メディアコマース


 海外向けに日本のアニメなどのエンタメ情報を発信し、Facebookページでは1,700万いいね!を誇る「Tokyo Otaku Mode(トーキョーオタクモード。以下、TOM)」。2013年から本格的に越境ECサイト「Tokyo Otaku Mode Premium Shop」を開始している。手応えや運営状況などを、同社の秋山卓哉さんにうかがった。

メディア&越境 トーキョーオタクモードにECの現状を聞く

――2014年9月に、クールジャパン機構から最大で15億円という資金調達を発表されましたが、eコマース運営への投資が大きいですか?

 「そうですね。資金調達は昨年9月に発表した以外にも、2012年、2013年にも行っています。コマースは売上が上がるほど、持たなければならない在庫の数も増えていくので、コマース事業の規模拡大に合わせて資金が必要になり、このたび、クールジャパン機構から資金調達しました。1年前と比較すると、社員も倍くらいに増えています。どこかの職種に偏っているわけではないのですが、コマースは実際に人の手がかかる仕事が多いですし、『TOM』は海外向けのサービスですので、翻訳や英語ができるカスタマーサポートも必要です」

Tokyo Otaku Mode Co-Founder,Corporate Officer 秋山卓哉さん
Tokyo Otaku Mode Co-Founder,Corporate Officer 秋山卓哉さん

――ECに参入されるまでの経緯を教えてください。

 「2011年にFacebook内にページを立ち上げたのが、『TOM』の最初のプロダクトです。アニメやマンガ、ゲーム、それに派生するサブカル情報を、Facebookを通じて、英語で海外に発信するという形で始まりました。

 2012年4月、ファン数が300~400万になったタイミングで法人化しました。それまでは一個人がやっているようなサービスだったのですが、アメリカのベンチャーキャピタルから、『投資をする』という話があったのがきっかけです。同時に、Facebookページだけでなく、自分たちのウェブサイトを持つことにしました。

Tokyo Otaku Mode Facebookページ
Tokyo Otaku Mode Facebookページ

 基本的には、Facebookページで情報を発信して人を集めて、ウェブサイトに送るという形でトラフィックを集めています。海外ユーザーに向けた広告を掲載したい企業さんに、広告メニューを提供することでしばらく続いていたんですが、広告以外にビジネスの柱を持ちたいと考えるようになりました。

Tokyo Otaku Mode 独自サイト
Tokyo Otaku Mode 独自サイト

 何をやろうかと考えた時に、ユーザーからの声がありました。メディアとして、『日本でこんな商品が出ました』『こんな新しいアニメ放送されます』といった情報を発信すると、『それはどこで手に入るのか?』というお問い合わせがあったんですね。僕らも探してみるんですが、あっても日本語でしか書いていないとか、海外には発送していないとか。

 欲しがっている人はたくさんいるのに、買える場所がない。それなら僕らで解決することができるんじゃないかということで、コマースのサイトを立ち上げてみました。よく言われていたのが、正規品は価格が高いうえに、海外から発送する送料がかかってくるので、『欲しい』とは言っても、実際には買わないんじゃないかと。僕らも実際に、どれだけ売れるのかわからなかったので、最初は、気づいた人だけが買えるくらいの、クローズドな感じでやっていました。それから半年くらい続けて、これは売れるんじゃないかという見極めをし、かつ、コマースに最低限必要なカートやクレジットカード決済の機能などが整った2013年夏に、本格的にスタートしたという経緯です。

 コマースを始めた頃は、『TOM』のFacebookページやウェブサイトで知って買うという人が多かったのですが、最近は、検索や出稿している広告からも増えています」

――メディアとコマースも、1つのサイト内にありますね。

 「サイト自体を1つのメディアとしてとらえていて、ウィンドウショッピングのような感じで、そこで買う人も買わない人もいる。Facebookページから新商品が出たことを知って『TOM』に見に来ていただいたり、最新のイベント情報を見に来て、そのままそこでグッズを買っていただいたり。そういったことが、シームレスにつながるようにできたらいいなと思っています」

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海外のユーザーの反応を見ながら、求められる情報を発信した

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/1651 2023/07/12 20:07

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