株式会社デジタルガレージは、株式会社ポケットチェンジの株式を追加取得し、デジタルガレージの持分法適用会社とした。同時に、ポケットチェンジの株主である株式会社ジェーシービー(以下、JCB)を含む、三社間の資本業務提携を締結した。
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三社は、かねてより連携して渋谷区のデジタル地域通貨「ハチペイ」アプリを構築してきた。今回、新たに資本業務提携契約を締結し、三社の有するプロダクトのシームレスな連携や強化を図る。容易にオリジナル電子マネーの開発/導入・独自経済圏の構築を可能にし、大学・自治体といったコミュニティや理容店・飲食店などのサービス事業者、小売事業者をはじめ、より多くの事業者のキャッシュレス化・DXの推進を加速する考え。
ポケットチェンジは、2015年12月に設立後、オリジナル電子マネーの構築を通じて独自の経済圏を作れる「Pokepay」などのサービスを展開している。デジタルガレージグループは、2016年以降、株式会社DGベンチャーズなどを介した出資を通じて、ポケットチェンジへの経営支援・協業を行ってきた。その一環として、ポケットチェンジの株主であるJCBとも協働。ハチペイアプリの構築を通じて、渋谷区が目指すスマートシティの推進にも貢献しているとのこと。
今後三社は、それぞれの決済サービスアセットによって、小売・サービス業のハウスプリペイド・ハウスポイント・回数券や公共自治体の地域通貨・プレミアム商品券などに活用できるポケットチェンジのオリジナル電子マネー構築プラットフォームを、従来の決済サービスに付加する。事業者は、消費者に対する多様な決済手段の提供に加えて、事業者独自のデジタルバリュー(プリペイドポイント、クーポン、回数券など)の発行を通じた顧客エンゲージメントを強化できるとのこと。