TOPPANと、アバターや生成AI技術を活用したサービスを開発するAVITAの2社は、2021年7月に資本業務提携契約を締結。デジタルツイン推進に向けた製品/サービスの共同開発を進めている。
今回、2社はAIを活用した「AIファッションモデルプロモーション&接客DXソリューション」を共同開発し、TOPPANが販売を開始した。AI生成の顔を実写モデルに合成することで、多様なアバターモデルを作成し、販促や顧客対応に活用できる。
サービス概要
AIファッションモデルプロモーション&接客DXソリューションは、身体は実物、顔は生成AIのアバターモデルを短納期で作成する。一人の身体で複数のアバターモデルの作成を可能にするだけでなく、顧客が商品を購入する際の接客機能も備わっている。なお、静止画は最短翌日、動画は最短3営業日で納品が可能。
AIファッションモデルの主な特徴
一人のモデルから多様なアバターを生成
一人の人物が様々な商品を着用した複数の全身コーディネートをグリーンバックで撮影。ブランドイメージに合わせて生成AIで作成した顔・髪型や背景を合成する。
二次利用が自由
作成したアバターモデルは、広告、カタログ、SNS、ライブ配信などに追加コストなしで活用可能となっている。利用範囲の制限は設けられていない。
AIによる接客DXの実現
AVITAのアバター接客サービス「AVACOM」を活用して、ライブ配信、ECサイトや店頭設置モニターでの顧客対応が可能となる。従業員がAIファッションモデルを遠隔で操作し、リアルタイムの接客や商品提案を行える。
2社の役割と今後の展開
- TOPPAN:顧客体験設計のノウハウを活かし、企画設計・撮影・編集・コンテンツ制作まで全体の運営を担当する
- AVITA:アバターや生成AI技術・ノウハウ、AVACOMを活用してファッションモデルの合成編集を提供する
今後はファッション・アパレル業界やECサイト運営企業などを中心に展開し、流通、メーカー、金融、自治体などにも順次拡大していく予定とのこと。