商船三井は、新たなBtoC事業として「MOL CART」をリリースした。同サービスは、海外居住者に日本の商品を配送・転送するほか、日本の通販サイト購入品の一時保管に対応したバーチャル倉庫プラットフォーム。
MOL CARTは、専用のバーチャル倉庫機能を提供し、購入品の保管や配送を利用者自身が自由に管理できる仕組みを提供する。配送対象地域は中国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、オーストラリア、日本の7地域からスタート。今後さらに対象地域を拡大し、取扱商品の拡充や倉庫機能の強化を進める予定とのこと。
MOL CARTの特徴
バーチャル倉庫
海外居住者は、日本の購入品を希望する場所へ配送できるほか、配送前にバーチャル倉庫で最大8ヵ月間保管が可能となっている。日本国内の利用者も、個人用倉庫としてゴルフバッグなどの保管や配送に活用できる。
プラットフォーム
MOL CARTのプラットフォームは、cozmicと共同開発された。PlayStationの開発実績を持つエンジニアが設計した直感的な操作性が特徴のプラットフォームデザインを実現した。来年度リリース予定の専用アプリにより、スマートフォンでの操作が可能になる。
多言語対応のサポート体制
日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)でのカスタマーサポート体制を整え、多様な利用者に対応する。