PayPay株式会社は、2024年12月より神社や寺院などでのお賽銭に、キャッシュレス決済サービス「PayPay」が利用可能になったと発表した。これにより、参拝者は現金を用意せずに、金額を自身で設定してお賽銭に「PayPay」を利用できるようになる。本人確認(eKYC)を完了しているユーザーが対象となり、「PayPayマネー」のみ利用可能だ。
PayPayは2024年8月から、法人向けビジネスアカウントを通じて寄付団体や企業が寄付を募る仕組みを提供している。今回、その対象が神社や寺院にまで拡大された。これにより、参拝時の待ち時間や現金の用意に対する負担が減り、参拝者にとっては、よりスムーズな参拝が可能となる。初詣や節分、受験時期などの混雑緩和が期待される。
また、神社や寺院などは、現金の回収や銀行への振り込み作業が不要になり、盗難リスクの軽減や運営の効率化を図れる。