小手先で通用しない時代だからこそ、提唱したい「根性論」
現代は、インターネットで収益を上げるための方法論やテクニックが豊富に存在しています。しかし、「小手先のテクニック」だけで思うような成果を出すのは難しいのが現実です。
本連載「現代のEC担当者に必要なメンタリティーとロジカル思考」では、これまで繰り返し「適切な根性論」が不可欠と書いてきました。ここで指す「根性」とは「強い意志」と「行動力」です。そこで、今回はこれらを身につけ、最大限に生かすために欠かせない考え方や行動について紹介します。
人は無意識に自分を過大評価してしまう 軌道修正の方法は?
適切な根性論に基づいて行動するために欠かせないのは、「客観的評価」と「徹底的な行動」です。この二つを実行・実践すれば、より効率的・効果的に目標に向かって進むことができます。
僕は「EC家庭教師」というコンサルティングサービスを提供しています。これまで100人以上のEC運営者・担当者にアドバイスをしてきたのですが、その中で多くの人が自分自身を評価する際に主観的になりがちだと気づきました。つまり、実際の自分の状態よりも高く評価してしまう傾向があるということです。
適切な自己評価ができておらず、自身の理解と現実が乖離している場合、あらゆる打ち手を立てて実践してもそれが「正しい努力」になりません。自分が今どこにいるのか把握するための「地図」として、客観的な評価は必須です。なぜなら、この地図が正確でなく、間違った方向に進んでしまうと、適切な努力ができなくなってしまうからです。
では、自分を客観的に評価するにはどうすれば良いのでしょうか。ここからは、自分を客観視するための三つのステップを紹介します。これらを実践すれば、正しい努力ができるようになるはずです。