健康食品・コスメ・総合通販 業種別「勝ちクリエイティブ」を紹介
──効率性を踏まえ、1つの広告クリエイティブを使い回したいと考える方もいるかと思いますが、やはり媒体ごとにデザインや訴求内容は変えたほうが良いのでしょうか。
相樂 「CREATIVE TREND」を見ると、LINE広告とYahoo!広告でも業種別のトレンドは異なっています。私と柿崎が所属するクリエイティブプランニング室では、2023年の春から「LINE Creative Inspiration」で広告クリエイティブのトレンドや、制作のヒントについての発信強化を行っていますが、まとめる度に日々トレンドが移り変わっていることを実感します。つまり、成果につながる広告出稿には出稿面に集まるユーザーの属性や業種別ごとにユーザーが広告に求めている情報を理解し、トレンドを反映した訴求を行う必要があるといえます。
──EC事業者に関連する業種別のトレンドとして、直近で「おもしろい」と感じたものがあれば教えてください。
相樂 美容・健康食品領域では、商材がスクロールする動きが高い効果を発揮していました。同一の商材画像やイラストが複数個動き続けることにより、視線がそこに集まり、商材やパッケージを印象づけられます。コスメ領域では、UGC画像を分割して配置し、簡易的な動きをつけたものが好評でした。
相樂 また、総合通販・小売の領域ではクーポン風のレイアウトで複数商材を見せるのが効果的です。どれか1つでも「欲しい」と感じたらクリックしていただけるため、ユーザーが普段見慣れたデザインで視覚的にお得感を伝えやすくなります。
豊富なテンプレで静止画からの画像(アニメーション)・動画作成も容易に
──こうしたトレンドを反映した広告クリエイティブも、「LINE Creative Lab」があれば容易にできるということですね。
柿崎 「CREATIVE TREND」内に、「LINE Creative Labのテンプレートはこちら」といった導線を設けています。「このデザインで作成したい」と思ったら、すぐに作業に着手できるため、デザイナーだけでなくECや広告運用の担当者がインスピレーションしたものを自ら形にし、「LINE Creative Lab」からそのまま管理画面に送信して広告を審査に出すといったことも可能です。
──「静止画の素材しか持っていない」という場合でも、「LINE Creative Lab」を使えば画像(アニメーション)や動画が制作できるのでしょうか。
柿崎 静止画素材さえあれば、画像(アニメーション)については10種類のアニメーションエフェクトの中から好きなものを選び、動きをつけられます。動画に関しても、静止画からスライドショーを作成できる「かんたん作成」機能やテンプレートをご用意しているため、動画編集のスキルがなくても出稿を実現可能です。「動画広告って費用対効果が見合うのか」と懐疑的な方も、撮影費用などをかけずにまずチャレンジしていただけたらと思います。