「リスティング広告、もうやることないかも」と思ったら
「目標CPOを6ヶ月連続でクリアしてるし、もう予算調整だけでいいんじゃね?」
リスティング広告を運用していると、そんなフェーズに入ることがあります。それはそれで嬉しい状況ですし、欲ばってさらなる効率化を図って玉砕するくらいなら、あえて何もしないという選択もありだと思います。もちろん、新たな競合の参入やシーズン対応、マーケットの変化には気を配らないといけませんが。
ただ、そこで完全に思考停止してしまうようでは、リスティング広告担当者としての成長もありませんし、あなたが運用する意味もありません。小学生でもできる予算調整要員になってしまいます。
一方で、年々、売上が下がっている、売上は立つがCPOが割に合わない、残念ながら全く売れないといったケースも実際は多いと思います。そこで、当シリーズは「リスティング広告 次の一手」をテーマとし、現場ですぐに使える運用改善のヒントをお渡ししていきます。
キーワード拡大に挑戦しよう
「目標CPOを6ヶ月連続でクリアしてるし、もう予算調整だけでいいんじゃね?」
そのようなケースでトライしたいのがキーワードの拡大です。既存のキャンペーンはそのままに、新たな検索マーケットへと打って出ましょう。
弊社はアカウントをそのまま引き継ぐことも多いのですが、食品の通販の場合、たいてい以下のようなキーワードが設定されています。
食品を取り扱う通販の基本的なキーワード
- ご指名(社名、商品名、ブランド名)
- カテゴリ(うどん、餃子、等)
- カテゴリ×(通販、お取り寄せ 系)
- カテゴリ×(口コミ、評判 系)
- カテゴリ×(ギフト、お中元 系)
- カテゴリ×(美味しい、絶品 系)
- カテゴリ×(送料無料、即日 系)
これらキーワードで目標として設定したCPOがクリアできているのであれば、商品力や通販サイトの出来は合格点と言っていいでしょうから、次の一手「キーワード拡大」を発動するチャンスです。