変数で工夫を!くじラボで広がるECの可能性
エンタメ業界の事例を中心に見てきたが、オンラインくじは業種業態問わず大きな成功の可能性を秘めていると坂崎さんは言う。
「たとえばアパレルであれば、福袋のオンラインくじ版が考えられます。A賞なら1万円分、B賞なら3,000円、C賞なら1,000円分のアイテムが入っているものにするなどして、余剰在庫に光を当てるきっかけにもなります。ハイブランドのアイテムしか入っていないという縛りで、何万円という高価格帯のオンラインくじを作るのもおもしろいかもしれません。
A賞は5,000円分の食事券といったクーポンが当たるくじは、全国にチェーン店をお持ちの飲食店様に向いています。旅行代理店様なら、かならず1万円の旅行券が当たる前提で、この賞は『箱根』のように行き先をランダムに設定するのもガチャガチャ感があっておもしろいですよね。
いま個人的に興味があるのが、リアルカードゲームのオンラインくじです。古物商免許をお持ちで、買い取った大量のカードの在庫があるショップ様を想定しています。ランダムに10枚セット、何個かに1個はかならずレアカードが入るという商品を販売されているところはすでにあるのですが、それをオンラインくじの形にするとより多くのユーザーに楽しんでいただけるのではないかと思います。インフルエンサーの方にくじを引く様子をSNSで配信していただければ、お店の宣伝にもなると思っています」
くじの魅力を調整する「価格」「当選確率」「原価」の3つの変数があると坂崎さんは言う。この3つの変数をうまく調整することで、売上とユーザーの「○○円のくじでこれが当たるなら納得だ」という落としどころを探ることにおもしろさがあると言う。そしてそれが、買い物にエンタテイメント性をもたらすのだ。
「くじを開けるまで何が当たるかわからないという不確定要素を好む人が一定数いるのだと思います。くじを引いた結果手に入る賞品自体は、フリマアプリで探して高額を出せば手に入れられることもあります。しかし、それに対して『割高だ』『自分で当てないとおもしろくない』と感じるユーザーが多く存在しているわけです」
最後に、オンラインくじを試してみたい読者に向けてメッセージをもらった。
「一部の企業様に、当社のWEBくじのシステムを提供して実績を積んできました。『くじラボ』はオンラインくじシステムとして、低リスクで始めていただきやすいサービス設計にしています。ユーザーの方が納得される“変数”の塩梅を含め、商品企画のご相談も請け負っておりますので、少しでも気になった場合はぜひご連絡ください。リアルで商談の場をお求めでしたら、10月26日~28日に幕張メッセで開催予定の『第10回 次世代 EC&店舗EXPO【秋】』にも出展します。ご来場予定の方はぜひ当社ブースまでお越しいただければと思います」
オンラインくじが気になった方は気軽にご相談ください!
オンラインくじの詳細や実際の条件、お客様の現状に合わせた使い方など、本記事でオンラインくじに少しでも興味を持たれた方は『くじラボ』お問い合わせフォームから気軽にご相談ください。本記事のインタビュイーでもある坂崎が丁寧に対応させていただきます。