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EC販売にエンタメ要素を!オンラインくじ販売システム『くじラボ』が広げるECの可能性

 同じアイテムを扱っていても、純粋なEC販売とオンラインくじの賞品にするのとでは、売れかたが異なる──。コロナ禍で進んだデジタル化、ECの差別化に必要な要素のひとつはエンタメかもしれない。オンラインくじの販売システム『くじラボ』について、提供元の株式会社ディ・テクノ WEB事業部 第2コンテンツ企画グループ グループリーダー 坂崎大輔さんに話を聞いた。

オンラインくじの販売システム『くじラボ』とは

 ディ・テクノは、オンラインくじの販売システム『くじラボ』を2022年6月30日より提供開始した。同社が2018年から自社サービスとして運営する『WEBくじ』で利用しているシステムを、他社も利用できるようにしたもの。2019年から一部企業に限定して提供していたが、このたび広く一般に公開した形だ。

 オンラインくじとは、コンビニなどで見かける限定グッズなどが当たるハズレなしのくじを、インターネット上で購入できるサービス。 決済直後にくじの結果がわかり、当たった賞品は後日自宅に届くのが特徴だ。ネットで決済して自宅に配送されることから、広くECに分類されると言ってもいいだろう。

 『くじラボ』を利用することで、EC事業者は独自にオンラインくじを販売できるようになる。たとえばレアなアイテムをA賞(最高ランクの賞)に設定してくじを楽しんでもらったり、複数の商品を組み合わせた福袋を価格違いで用意し、上位賞が当たればランクが上の豪華な福袋が、下位賞でも損をしない福袋が当たるといった使い道がある。『WEBくじ』ローンチ時から本サービスにかかわるディ・テクノの坂崎大輔さんは、「オンラインくじを活用することで、業種業態問わず、お客様によりECでのお買い物を楽しんでいただけるようになるのでは」と、EC事業者に『くじラボ』をアピールする。

 「初期費用0円」で、「かんたん」「スピーディー」に、独自のオンラインくじストアをオープンできる『くじラボ』の導入で、ECにどのような変化が起き得るのか。坂崎さんに詳しい話を聞いた。

くじラボイメージ

通常のECよりオンラインくじのほうが売れる体験

 ディ・テクノは、遊技機の開発および製造を行う大一商会のグループ会社で、同グループ内のウェブ運営から始まり、現在では独自のエンタメ系ウェブサービスの企画・運営を行っている。今回取材に応じてくれた坂崎さんは、グッズ関連のコンテンツ企画を担当するグループのリーダーである。同社が提供するオンラインくじサービス『WEBくじ』は、2018年に始まり、「東京リベンジャーズ」「おそ松さん」「幽☆遊☆白書」など、人気タイトルのオンラインくじ販売実績がある。

「親会社が遊技機を手掛けていることから、もともとアニメコンテンツとの親和性は高かったのです。2018年頃、アニメグッズのくじが売れているらしいとの情報を聞きつけ、当社でも独自にシステムを開発して『WEBくじ』を開始しました。第一弾として、当時TVアニメの製作委員会に参加していたタイトルでオンラインくじを提供したところ、かなりの手応えを感じる結果が出ました。段階的にいくつかのタイトルで実施し、本格的に事業化して4年になりますが、売上は毎年成長を続けています。オンラインくじのシステム自体の優位性もありますが、近年のコロナ禍でのEC需要拡大に併せてオンラインくじ市場そのものが成長したととらえています」

 ディ・テクノではアニメグッズのオンライン販売、つまりECサイト運営も行っている。同じアイテムを扱った場合、通常のEC販売よりもオンラインくじ形式を採ったほうが売上アップに効果的であるとの結果が出ている。

「現状のオンラインくじは一般的に受注販売形式をとっているため、在庫を持たずに販売することが可能で、リスクを軽減できる点も『WEBくじ』事業の成長に貢献していると考えています」

オンラインくじ形式の販売メリット
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160件以上のくじが実施、7万5,000以上のユーザーが注文

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