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ECホットトピックス

2014年9月の料金改定で得するショップ、損するショップ 楽天市場が描く将来像とは


 楽天の「安心・安全なショッピング環境づくりの取り組み及び料金体系改定のお知らせ」について、ショップにかかわる5つのポイントを解説します。

楽天の料金改定、ショップにかかわる5つポイント

 9月8日に楽天市場から出店ショップに対して、「安心・安全なショッピング環境づくりの取り組み及び料金体系改定のお知らせ」がメールと郵送で通知されました。

 案内の内容によると、2つのテーマであわせて10項目になりますが、直接的にショップに影響する内容をまとめると、以下の5つに分類されます。

  1. 有料オプションサービスの無料化 2015/1/1から
  2. システム利用料の改定 2014/11/1から
  3. メルマガ配信料の完全有料化 2015/4/1から
  4. システム利用料等の課金対象の変更 2015/1/1から
  5. 銀行振込決済のシステム強化 2014/11/13から

 楽天市場といえば、2012年11月に送料に対してシステム利用料を課金する改定を実施し、同時に、いくつかのオプションサービスの値下げを行いましたが、今回の改定では、そのオプションサービスを含む全てのサービスにおいて、無料化ないし大幅な改善が実施されることになりました。

1.有料オプションサービスの無料化

 以下の有料オプションサービスが無料、楽天GOLDに関しては、無料で利用できる容量が10倍になりました。

  • 配送に利用する注文情報のデータダウンロード料(Amazon、Yahoo!はすでに無料)
  • 楽天独自のCMSを利用せず、Webページを作成できる楽天GOLDの容量拡大(100MB→1GB)
  • 大規模店舗が利用するAPIサービスの初期費用と処理手数料

 いずれも喜ばしいことですが、とくに注目すべきは注文データのダウンロードでしょう。

 1件7円の利用料を払いながら10,000件の注文データをダウンロードしていたショップの場合、7万円のコストがなくなります。注文件数単位ではなく、商品単位での課金となるため、商品単価が低く、複数の商品を同時に注文されるようなショップにとっては、かなりのメリットがあります。また、この利用料を支払わずに済むよう、注文確認メールから情報を取り込むなど工夫していたショップにとっても朗報です。

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この記事の著者

日本ECサービス株式会社 代表取締役 ECマーケター 清水 将平(シミズ ショウヘイ)

日本ECサービス株式会社 代表取締役、ECマーケター。JECCICAジャパンEコマースコンサルタント協会 特別講師。 1975年生まれ。関西大学商学部卒業後、株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)にてサポート部門の責任者を務め、各専門誌でサポート満足度No.1を獲得。1年間のカナダに滞在し、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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