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4兆円突破のダブルイレブンに学ぶ 2020年の中国越境EC、3つの選択

定点観測11 越境EC
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 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。withRiverの白川さんに、越境ECについて聞きました。※本記事は、2019年12月25日刊行の『季刊ECzine vol.11』に掲載したものです。

ダブルイレブン開催 前年比26%増の4兆円突破

 アリババが始め、いまや中国でその年いちばん大きなショッピングセールとなった「ダブルイレブン」。アリババは10月21日から「天猫ダブルイレブン」ショッピングフェスティバルを開始。プロモーションやキャンペーンを通じて、消費者に合計約500億人民元(約7,500億円)の割引を提供すると発表していた。その結果、流通総額は過去最高となる2,684億元(約4兆1,602億円)となり、前年の約3.5兆円から26%増の成長である。アリババグループの物流プラットフォームCainiao経由の配送オーダーは、13億件にも上ったと言う。

 「たしかに大きな流通総額ですが、11月11日だけの売上ではなくセール期間が長くなっていること、約7,500億円の割引を行っていることなどを考慮する必要があります。ダブルイレブンにアパレル企業として出店した経験がありますが、その後の返品も相当なものです。セール期間はお祭りなので、気分が盛り上がってお財布の紐が緩みます。配送する商品の数も相当なものですから、アリババから指導はあるものの、お客様の手元に荷物が届くのが3週間後になってしまうものも。すると、受け取ったお客様は冷静になっているんでしょう、『やっぱりいらなかった』という返品が相次ぎます。ダブルイレブン終了後の悩みですね」

 中国の消費者への越境ECモール「Tmall Global」の国・地域別の流通総額ランキングでは、2位のアメリカ、3位の韓国をおさえて日本が1位となった。2016年から4年連続でキープしている。過去の定点観測では、韓国やヨーロッパブランドがTmall Globalのトップページを独占しているとの話も出ていたが。

 「アメリカとの経済摩擦や、韓国自体の経済状況が良くないことが原因でしょう。深センのドラッグストアなどを訪れてみても、日本が強かった、直接肌に触れる基礎化粧品なども中国ブランドのものが増え、クオリティが上がってきています。中国の消費者も、中国の商品を信頼し、購入する機会が増えているとの声も現地で聞きました。今売れている日本商品は、商品自体が認知されているもの。日本製品がすべて信頼され、購入されるというわけではありません。今回日本が1位をキープできたのは、かろうじてというところでしょう」

この記事は、紙の定期購読誌『季刊ECzine』に掲載した限定公開の記事です。
続きは以下の方法でお読みいただけます。


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