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季刊ECzine vol.11定点観測

手元にある素材で数作る 動画の内製化が本格化

 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。H&Wのおふたりに、動画について聞きました。※本記事は、2019年12月25日刊行の『季刊ECzine vol.11』に掲載したものです。

手元にある素材で複数制作 短尺動画のニーズ増える

 コミュニケーション手段として動画の活用がますます浸透していった2019年。クライアントのニーズや制作実績から、この1年の動向を振り返ってもらった。

 「SNSでの活用が広がるにつれ、短尺動画の制作が増えてきました。以前はウェブ動画と言えばYouTubeの動画広告が中心で、60秒、短くても30秒程度の依頼がほとんどでした。しかし最近は、15秒の動画を10本くらい作りたいといった依頼が多くなってきています。テレビCMと違い、ウェブ動画に関してはダイレクトマーケティング的に活用することで、コンバージョンを高めていきたいとの要望です。予算をかけて1本を作り込むよりは、手元にある素材を活かして1本あたりは安価におさえて数を揃え、A/Bテストを回して効果の高いものを残す、というやりかたのクライアントが多くなってきています」

 動画というとすぐに撮影シーンが脳裏をよぎるが、こういった依頼ではその動画のために新たに撮影することは稀だと言う。それよりも、すでにあるLPやチラシの素材、商品写真のデータなどを利用し、スライドショーとアニメーションの間のような動画を作ることが多いそうだ。このやりかただと、一度構成を決めてしまえば動画の量産は難しくない。テロップの出しかたひとつ工夫するだけで、動画のクオリティを高めることもできると言う。

 ビジュアルに重きをおく商材であれば、Instagramを最優先して正方形サイズで動画を制作し、YouTubeやFacebookには流用する形をとることで、制作コストを下げ、できるだけ多くのメディアに展開することができる。「媒体ごとに動画広告の再生のされかたは異なります。制作コストを下げたいのであれば、メインとなるメディアをひとつ決めることは重要です。YouTubeは5秒の強制視聴があり、FacebookやInstagramはフィード上で再生されるため、スクロールされることが多い。こうした違いを含めて、YouTubeは5秒で言いたいことをしっかり詰め込もう、Facebookは流し見される可能性があるから3秒以内のビジュアルやコピーにして目に留まるようにしよう、といったことを制作前に意識するようにしています」

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あえて長尺の選択も YouTubeの巻き返し

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