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季刊ECzine vol.04 定点観測

ライブ配信は動画コンテンツで成功してから 広告でなく、コンテンツを作れる体制を


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。エイチアンドダブリューの橋爪さんに、動画について聞きました。※本記事は、2018年3月25日刊行の『季刊ECzine vol.04』に掲載したものです。

Facebookより新しい4.0時代
“仲良くなる”コミュニケーション

 ソーシャルメディアにおける動画コンテンツ/広告の激増からライブコマースの登場まで、2017年はウェブ動画業界において、激動の1年だったと言える。橋爪さんは、国内外の数々のライブ動画アプリを試し、配信者とこまめにコミュニケーション。インフルエンサーほど影響力がなくとも、ライブ動画を配信すること自体を楽しむユーザーが増えていると実感。「2018年はライブ動画がめちゃくちゃ伸びる」と言う。

 「ウェブ動画の歴史をメディアでたどると、YouTubeは一般ユーザーも投稿できるけれど、メインとなるビジネスモデルはテレビと同じマス広告モデルでやろうとした『動画2.0』と言えます。Facebookは、ユーザー思考でエンゲージメントを指標とするところが新しいけれど、企業がユーザーとマス・コミュニケーションを行うこともできるので『動画3.0』くらい。そして、ショールームなどのアプリで配信されるライブ動画は、それより新しい『動画4.0』モデルだと言えます」

 ライブ動画では、インフルエンサーとして企業からの委託で配信を行うこともあるが、視聴者からのデジタル投げ銭で、莫大な収入を得る配信者もいる。

 「テレビで育ってきた我々世代は、完全に頭を切り替えないと、ライブ動画の世界が理解できません。テレビの人たちは自分たちのコンテンツを『映像』と呼び、プロが集まって作り上げます。僕らのようにウェブでやってきた人間は、『動画』と表現します。ライブ動画については、『動画』に分類すべきか迷うくらい、また違うんです。それくらいゾーンが違うものだという認識を持ったほうがいいと思います。だから、実際にアプリでライブ動画を見て、最初は恥ずかしいけれどコメントもつけ、コミュニケーションしてみる。配信者をインフルエンサーにまで育てる経緯を楽しんだり、インフルエンサーとして育った後に、自分がつけたコメントに対して、『◯◯さん、久しぶり』と言われた時の特別感を知ってほしい。ライブ動画のコミュニケーションをひとことで言うと、“仲良くなる”ことなんです」

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