オンワード樫山は、OMO型店舗「ONWARD CROSSET STORE/SELECT」の出店を拡大。10月8日には阪神梅田本店にオープンするなど、新たに10店舗出店する。
同社のOMO型店舗とは、2021年4月にスタートした実店舗とオンラインストアのメリットを融合した新業態で、ブランドの垣根を超えた売り場づくりと商品のみならずサービスも併設していることが特徴。これまでに埼玉・愛知・千葉・高知の4店舗を展開していたが、この秋の出店拡大により、全国13都府県、計14店舗にて展開。今後、より多くのユーザーに利用してもらうことを目的に、さらに出店を拡大する方針。
「ONWARD CROSSET STORE/SELECT」は、埼玉・名古屋・千葉の郊外ショッピングセンターを中心に展開。特徴は、自社のアパレルや雑貨のほか、コスメやフェムテック商品、インテリア雑貨などブランドの垣根を超え、他社ブランドも含めて“今、欲しい“と感じられるさまざまな商品をバリエーション豊富に取り揃えている点と、店頭での物販に加え、オンライン上の商品をブランドを問わず取り寄せて試着・購入できる「クリック&トライ」や、「リペア&メンテナンス」などのサービスを導入し、新たな顧客体験を提供している点。
とくに「クリック&トライ」の利用が好調で、2021年2月より試験的にサービスを導入していた ONWARD CROSSET SELECT 高知大丸において、2021年3月~7月の売上のうち約半数(49%)が「クリック&トラ イ」を利用したものであったほか、同期間の購入客数のうち 9割弱(87%)が同サービスを利用したものだった。
株式会社オンワード樫山 第二カンパニー OMO Div. 課長 前川真哉氏は次のようにコメントしている。
「実店舗とオンラインストアの強みを融合し、お客様がより便利に買い物体験ができることを目的にOMOストアを開設しました。ブランドの垣根を超えた今までにない提案や、「クリック&トライ」を始めとするサービスを提供することで、 お客様それぞれに合った方法でお買い物を楽しんでいただくことが出来ていると感じています。今後は店舗拡大によ ってより多くのお客様の声を聞きながら、さらに便利な買い物体験を提供し、生活に彩りを与える一部になっていきたいと考えています」