NECプラットフォームズは、流通・外食業における店舗のDX化を支援する店舗向け小型コントローラ「TWINPOS(ツインポス) Bx」を販売開始。店舗の各種デバイスと連携可能であり、店舗DX化に向け多様化する用途や店舗デザインに応じたシステムの構築を実現する。
近年、流通・外食業では新たな顧客体験による実店舗の価値向上や慢性的な人手不足への対応、新型コロナウイルス禍に伴う非対面・非接触といった社会ニーズに応えるため、会計のセルフ化をはじめとする店舗内のDXが進められている。そうした中、店舗内のPOSをはじめとする各種ICT機器の一元的な制御が求められている。
本製品は、店舗への設置に配慮した省スペース・耐環境性の筐体に、USBやシリアルポートなど豊富な汎用インタフェースを搭載。店内カメラや大型ディスプレイなどの機器を制御するコントローラとして活用することで、例えば来店客の動線分析や画像認識による商品登録の自動化などの実現が可能。また、年々ニーズの高まるセルフPOSやセルフ精算機のコントローラにもなり、店舗デザインに応じた什器への組み込み・壁掛けなど柔軟な設置に対応して、新たな顧客体験の創出や省人化を支援する。
1.狭小スペースなどさまざまな場所に設置可能
本製品はカウンタ内部や什器への組み込み、壁掛けなどへの設置を考慮して、設置面積はA4サイズの約70%(150mm×270mm)とする筐体の小型化を実現。大型ディスプレイやカメラなど各種デバイスと接続するためのUSBやシリアルポートなど豊富なインタフェースを搭載している。さらにプリンタやスキャナなどTWINPOSシリーズ周辺機器もサポートしており、セルフPOSなどのPOS用途でも利用可能。
2.耐環境設計と長期供給・長期保守
故障の原因となるほこりや油煙などが本体内部に入りにくいファンレス構造により、過酷な店舗環境などでの利用に対応。長期供給・長期保守にも対応し、TWINPOSシリーズ製品と合わせて、お客様システムの長期安定運用を支援する。
3.Windows 10 IoTプラットフォームのアプリケーション資産が活用可能
「Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2019」を標準搭載しており、Windows 10 IoTプラットフォームで開発されたアプリケーション資産の有効活用が可能。またウィルス対策・ウィルス駆除などセキュリティ製品やリモート保守製品をサポートしている。
さらに今後、店内カメラ活用してPOSレジ操作を映像記録するジャーナル連携カメラシステムや画像認識による商品登録システム、配膳ロボットによる店内作業の自動化システムなど店舗DXを支援するソリューションに加え、NECグループの流通業向けPOSシステム「NeoSarf/POS」や外食業向けPOS・オーダーエントリーシステム「FoodFrontia」など、業態に合わせたアプリケーションにも順次対応していく。