SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

再利用可能なスマート・パッケージ「THE BOX」 環境に配慮、荷物の送付と受領が容易に

 NXP SemiconductorsとLivingPacketsは協力し、新しい発送パッケージ「THE BOX」を開発した。耐久性が高く、コネクテッドで持続可能な荷物発送方法により、スマート・パッケージの新たなかたちを実現する。

 NXPの信頼性の高いエッジ/コネクティビティ技術の実装成果の象徴であり、社会への影響を低減すると同時に、高いトレーサビリティによりeコマースの効率を向上し、消費者の利便性を高めるのが目的。

環境に優しいeコマース

 再充電可能バッテリの採用により完全にリサイクル可能で無限に再使用でき、アセスメントでは1,000回の使用後にも再生可能だった。衝撃を吸収する剛性と耐久性の高いケース材料により、配達の際に損傷からの保護を実現する。パッケージ内部の保持システムは、緩衝材やテープなどの包装ゴミの発生を解消。ラベルや印字は取り付けられたタブレット・ディスプレイに表示される電子ラベルに代替され、配達先住所の表記方法を大きく変更。ロジスティクスの二酸化炭素排出量をさらに低減する。

ベンダーと買い物客にとって荷物の送付と受領が容易に

 既存システムへの統合が容易なプラグ・アンド・プレイ・ソリューションをベンダーに提供し、配送センターでのシンプルで効率的な処理を可能に。また、サプライチェーンでの荷物の現在位置がわかるエンド・ツー・エンドの可視性と、正しい相手による荷物の受領を確実にする容易なID認証を可能にする。

 消費者はほぼリアルタイムでの荷物のトラッキングが可能になるほか、NFC対応スマートフォンを同パッケージにタップするだけで荷物の受領と解錠、あるいは受領時の荷物の受け取り拒否を実行できる。荷物の受取人変更など、将来のさまざまな消費者向け新サービスの導入の可能性も。ベンダーと消費者は各荷物の配達の完全な遠隔制御により、THE BOXの容易な管理、納品、返却が可能となる。

 各LivingPackets発送ボックスには、IoTデバイス向けに高い性能と統合度を実現した、NXPのi.MX RT1062クロスオーバーMCUを採用した小型タブレットを搭載。i.MX RT1062はTHE BOXのタブレットのマルウェアや他の不明なソフトウェアからの保護を可能にするセキュア・ブートなどのセキュリティ機能がある。

 さらに、同パッケージはCLRC663 plusフロントエンドとNTAG I2C plusコネクテッド・タグのかたちで NXPのNFC技術を採用しており、これにより消費者はボックスにスマートフォンをタップするだけで小荷物の受領や拒否、自身の認証が可能となる。

 NXPのNFCフロントエンド・ソリューションはインタラクティブなコンシューマ・アプリケーションを実現し、システムへのNFC機能の柔軟な追加を可能にするとともに、コネクテッドNFCタグとの組み合わせにより、電子機器にタップ・アンド・ゴー・コネクティビティを追加するコスト効率の高い方法を提供する。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/news/detail/8822 2021/02/08 08:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング