PayPay株式会社は、自社で運営するECサイトやアプリなどで提供するオンラインサービスの決済システムとして「PayPay」を容易に導入できる開発者向けツール「PayPay for Developers」において、PayPayのミニアプリに関するオープンAPIの提供を開始した。
ミニアプリは、PayPayのパートナー企業が提供するサービスの予約や商品の注文、支払いなどのサービスを、パートナー企業のアプリをダウンロードすることなく、PayPayアプリ内で利用できる機能。現在、「PayPayモール」「PayPayフリマ」「タクシー配車」「ボーナス運用」「お金を借りる」「Uber Eats」の6つのミニアプリがPayPayで利用できる。
オープンAPIを提供することで、ミニアプリで自社サービスを展開したい企業側での開発が容易に可能となり、PayPayをプラットフォームとして活用し、新規顧客の獲得や利用者の拡大につなげられるようになる。また同社は、決済という機能を超えてさまざまな企業のサービスと連携することで、これまでよりもスピーディーに、より多くの企業のサービスをミニアプリとして提供でき、ユーザーの利便性をますます向上させていく考え。なお、 企業が自社サービスをPayPayのミニアプリとして提供を開始するためには、PayPay for Developersで加盟店登録を行い、所定の審査の通過が前提条件となるとのこと。
同時に、スタートアップ企業の支援とミニアプリ機能拡充を目的とする「PayPay Accelerator Program」の提供と参加企業募集も開始。スタートアップ企業の先進的な技術、斬新なアイデアとのシナジーで、ユーザーの生活をもっと豊かで便利にする「スーパーアプリ」化を促進していく考えだという。