調査対象者がかかわるネットショップの月間受注件数を尋ねたところ、「300 件以内」が52%と過半数を占め、以降「~600 件」(14%)、「~1,000 件」(10%)、「~1,500 件」(7%)、「~2,000件」(6%)と続いた。
調査対象者のシステム利用状況の内訳を見ると、「一元管理システムのみ」が44%と最も多く、次いで「カートシステ ムのみ」と「一元管理+カートシステムの両方」がそれぞれ28%となった。
多店舗一元管理システムにかけている1ヵ月の利用料を尋ね、月間あたりの受注件数別に集計すると(n=303)、受注件数が多くなるほど金額が増加する傾向にあることがわかった。
月額1万円以上を投資する割合は、受注件数が月300件までだと35.3%であるのに対し、月300件を超えると67.4%となる。受注件数が月1,000件を超過すると、66.7%のショップがシステム利用に3万円以上のコストをかけている。
対象者に、最もよく利用しているカートシステムにかけている1ヵ月の利用料について尋ね、月間あたりの受注件数別に集計すると(n=244)、コストをかけていないショップが2割強に。
月間受注件数が300件を超えると、1万円以上支出するショップが半数となり(50%)、月間受注件数が1,000件を超えると、70.6%が1万円以上支出していることがわかった。
本調査は、2014年6月12日~17日、多店舗一元管理システムまたはカートシステムを利用しているネットショップ運営関係者を対象に、インターネットによる事前スクリーニング調査の後、対象セグメントに本調査を実施した。有効回答数は、510名(月間受注件数について「わからない」と回答したサンプルを除外)。