SELFは、ふくやの運営するオンラインショップに、リアルな接客対話を実現するセールスオートメーション(SA)システムの「SELF LINK」を実証導入したことを発表した。
同システムは、実店舗での接客のような会話や提案を、オンラインショップ上で可能とするセールスオートメーションシステム。今回実証導入先として、食品販売のふくやのオンラインショップに導入された。
- 実証導入期間:2020年8月19日(水)〜9月18日(金)
同オンラインショップは明太子をはじめ、缶詰や博多の名産品など取り扱い商品が多岐にわたる。さらに、贈答品や日用品など目的もさまざま。そのようなサイトの中で顧客体験を変化させ、利便性を高めることで、コンバージョンへとつなげていくという。
同システムは、豊富な商品知識を持った販売員のような対応・提案を提供するセールスAI。導入サイトの全商品の特徴を自動で把握したあと、全ユーザーの行動も分析・把握し、サイト上の商品の人気・アクセス傾向などを統計的に導き出す。前回の東急百貨店での実証導入を経て、さらにサービスを向上させた。
同実証導入の特徴は、次のとおり。
会話表現、商品提案の精度が向上
AIとの会話のなかで、ユーザーの目的や趣向、予算を聞き出し、最適な商品を提案。会話は簡潔な言い回しができるようにチューニングを施すとともに、ユーザーが迷いづらい回答表現にこだわっている。さらに、商品提案の切り口の幅も広げ、ユーザーニーズと商品のマッチング精度のさらなる向上を実現する。
UI変更で使いやすさが向上
今回、同システム内に「お気に入り機能」を追加。会話の中で気になった商品をお気に入り登録することで、あとからの絞り込みが可能になる。また、選択を間違えた、前のページに気になるものがあった場合など「会話を戻す機能」が追加。ユーザーがストレスなく会話を進めることができる。これらの機能追加によりユーザーの利便性がさらに向上した。
問い合わせへの対応も
よくある質問などを同システム内で確認することができるので、ユーザーがさまざまな検索をする必要がなく、ユーザビリティの向上に貢献する。