ZOZOは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」にてAIを活用し、各商品画面からユーザーが閲覧する商品と似た商品を検索できる「類似アイテム検索機能」の提供を開始。同機能の開発は、ZOZOテクノロジーズが手がけている。
同機能は、商品画面上にある画像検索アイコンをタップすることで、AIが閲覧中の商品の形・質感・色・柄などをもとに似た商品を検出し、一覧で表示。これにより、ユーザーはひとつの商品を起点として、商品の再検索をすることなく類似商品の見比べが可能となる。
数万人のユーザーを対象に行った先行テストでは、同機能の利用者は非利用者に比べサービスの滞在時間が4倍以上長くなったとの結果が出ている。現時点では、ジャケット・トップス・パンツ・シューズなど、全25カテゴリー中の8カテゴリーに対応しており、330万点以上の商品から似ている商品の検出が可能。なお、カテゴリーや商品数は今後も順次拡大予定となっている。
ZOZOグループは、2019年を「ZOZO AI化元年」と位置づけ、運営するサービスでのAI活用を目指す。同機能導入は第1弾となっており、今後はWEARなどZOZOグループの各サービスにもAIの導入を予定している。