Sitecoreは、年に二度予定している製品アップグレードの中間リリースとして、Sitecore Experience Platform、Sitecore Content Hubの最新版を発表。マーケティング担当者の顧客体験創出、マネージド・クラウドのオファリングの更新による市場投入時間の短縮、コストの抑制を支援しながらも、エンタープライズ導入に必要なカスタマイズ機能を残したアップグレードとなっている。
アップグレードされた機能は下記の通り。
デジタル資産管理(DAM)と Web コンテンツ管理(WCM)との完全統合
企業は、単一の使用感でSitecoreのDAMシステムとWCMシステムを利用することが可能に。
Sitecore JavaScript Services(JSS)とSitecore Experience Accelerator(SXA)間の連携調整
データ、コンテンツ、プレゼンテーションが共有できるフレームワークを、互換性のある状態で提供。
パーソナライズ施策のレポート機能
マーケティング担当者は、自社の Web サイトで実行中およびアクティブなすべてのパーソナライズ施策を1ヵ所で確認することが可能になる。
データの消去
Sitecoreソリューション内のすべてのデータを制御する権限を企業に提供。コスト削減のためのデータ消去や、データのクレンジング、アーカイブを簡単に行うことができ、GDPRなどのデータ保護規則にも遵守する。
なお、今回はSitecoreが提供するマネージド・クラウドのオファリング機能強化も行われており、企業はインフラストラクチャやクラウドの管理などの作業を自社で行わず、クラウドコンピューティングのパワーを活用することが可能となっている。